微速度撮影の世界

動画の世界には「微速度撮影」というカテゴリがあります。
教育番組などで植物の開花や蝶の羽化を撮影するときに使われている、定点観測映像を早回しにしたような動画のことですが、高性能化が著しいデジタル一眼レフカメラがこの世界を一変させています。端的に言うとシンプルなインターバル撮影機能と超高感度ISOが実用範囲内になってきた上にノイズ低減や動画化もPCでできるようになったので、星や夜景の微速度撮影が民生の機材で十分対応できるようになった、ということなんですが、フルHDのビデオカメラでも1920×1080のところを600万画素程度でも3000px×2000pxくらいの映像が撮れてしまう上、そのへんのDVでは望んでも得られないような画質を誇るレンズが安価でごろごろしているわけです。
言葉で説明するよりこのサイトのどの画像でもいいのでクリックして動画を見てもらうのが早いですが、努力すればこれくらいの動画が自分で撮影できるわけです。この方はNikon D3+Nikkor14-24mmF2.8G+AfterEffectで編集しているそうなので時価で60万ちょい70万くらい?はかかりますが、贅沢を言わなければ既に中古価格3万くらいに落ちてしまっている僕のD70でもやってできないことはありません。
と、そんなことを考えていたときに今日帰ってきて窓の外を見たら積乱雲がごろごろビカビカしていたので試しに撮ってみました。(下の黒い画像部にオンマウスで再生ボタンが出ます)

ご覧の通りよそさまにお見せするような出来ではないんですが、いろいろと課題はわかりました。
こんごのためのメモ
レンズのほうはマニュアルで固定したが本体のほうをシャッタースピード優先オートで撮ったので、露出がぜんぜん固まっていない。
RAW現像が面倒ならWBもオートは切る必要がある。
リモコンでインターバル撮影ができない(自分でリモコンを押さないといけない)ので飽きる。なんとかしたい。ノートPCを使って赤外線コードを送ることもできるがD70s改造はしてないし、電池の問題もあるのでなんとかならんものか。

今回画像の動画化に使ったソフト ピクポワ
参考サイト
2chデジカメ板「定点観測・インターバル撮影を楽しもう」スレ
continuous shutter
nikonデジカメ写真掲示板

伝説のうなちゃん

伝説の店というのは各地にそれぞれあると思うが、国立の場合は「うなちゃん」がそれだ。17時に開店して18時には売り切れとか、会計時の値段が2パターンしかないとか、メニューを頼まなくても勝手に出てくるとか、国立らしからぬ風情の店だけに市民はその噂だけを耳にしている。
僕も今日初めてのれんをくぐることができた。一昨日18時過ぎにチャレンジして玉砕していたのだが、今日は黄色い鳥で太田真人さんのガラスの器展を見たあと17時30分にトライし、なんとか入ることができた。それでも僕らのあとに入ったのは予約していた2F席の人たちを除けば2,3人くらいなので、本気で食べたかったら17時に開店を待っていたほうがいいだろう。1Fは9席ほど。2Fは何席あるのか不明だが今日は予約客ばかりで16人いると聞いた。仕込み分が終わってしまうと外の赤提灯の電灯を落とすらしいが、外はまだ夕方の6時。すっかり明るいので終わったのかどうかは訊いてみるまでわからない。とにかく伝説の一つ、18時にはうなぎが終わってしまうというのはほんとうだ。
今日は入るなり常連客の輪に取り込まれてしまい、とても初めて入った店とは思えない楽しい時間を過ごせたのだが、話ながら飲みながらも噂通りうなぎが旨くて仰天してしまった。土用丑の日の翌日である。この糞暑い中ビールとうなぎ、しかも笑いながら食べるというだけで旨いに決まっているのだけれど、目の前で炭火で焼かれる串はとにかく旨かった。
「ひととおり」と頼むと、うなぎのひれ、若い鰻、蒲焼きの串、肝、あたりが出てくる(いつも同じではないらしい)。それに適当にビールを頼んだり常連さんにお酒をついでもらったりしながら会計が二人で5000円を越えない。やはり適当会計というのはほんとうなのか・・・いやでも見てると微妙に違う感じもするんだよな。ともあれ、店構えに物怖じしない人であればぜひ「おいしいもの好き」な人を連れて行きたい店だ。ただ、17時に国立にいられるかどうかというと、まともな仕事をしている人には結構難しいよね。
運があれば、ぜひ。

Atomプロセッサ搭載ミニノートPC選定用メモ

Atomプロセッサのお陰でノートPC業界には旋風が吹き荒れています。
小ささ、安さを見てしまうと2年くらい前に20数万出して買ったB5ノート(nc2400)の立つ瀬がありません。
でも重さは1kg前後ということでほとんど変わらない。
でも自転車に乗るときにはノートPCはかさばるので、サイズ自体は結構うらやましい。
友人にも何人か買いたいという人がいるもよう。

おもいっきりもたついてた国内メーカーも追随するらしいけどこの価格帯で勝負できるのかは怪しいね。
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夜間ピストレースを見に行った

ピストのレース仕事でお世話になっているスタイリストのN先生に「今日の夜ピストのレースやるらしいよ~」と声をかけてもらったので見に行ってみた。●川で行われていたが池袋や八王子などからもエントリーがあったらしく、昨今のピスト人気を伺わせた。ほとんど車のない道で行うのだが、明るいうちにできるようなイベントではないのであろう、ほぼ真夜中0時近い時間にスタート。25名ほどエントリーがあって上位入賞者には賞金もあった模様。主催者が誰なのかはよくわからんw 終わった後クラブで表彰式みたいなこと言っていたけどそのクラブもどこなのか知らされず。僕も知らないほうがいいんだろう。
周回しながらチェックポイントを通過しつつ、、というコースで、事故はなかったが道に迷う人が続出。僕は地図をみれば迷いっこないコースだったが、土地勘がなければきついコースだったのだろう。最後一名帰ってこなかったみたいだけど大丈夫だったのかな。

ピストをとりまくシーンはブレーキやこういったイベントも含めいろいろと問題が多いが、アンダーグラウンドというほどではない。彼らの風景をみていると大黒ふ頭で改造車を持ち寄っている人たちと似たような感覚を受ける。もちろんロカビリーやローリング族とは趣味のベクトルは若干違うしよほど趣味がいいと僕などは思うが、ネットワークの作り方などは近いように見える。

活性水素水に注意

読売が記事にしてYahoo!JAPANにも掲載されていますが、活性水素水が記憶力の低下を抑える効果があり、認知症の予防に効くとか効かないとか。
当初あった「水素を含まない水」という謎の記述が物笑いの種になったりもしていましたが、今は訂正されている模様。

それはそれとして、この活性水素水というストーリーにはマイナスイオンの臭いがプンプンします。水素が体内の活性酸素を取り除くことは判明しているものの、既に商品化されている「水素水」を常識的な用量で飲むことによって人間に影響があるかどうかは疑問視されているところです。厳密な意味では疑似科学ではないものの、こちらを見れば
「商品作る」→「大学機関の研究に出資する」→「それっぽい研究結果を権威ある学術誌に掲載」→「商品売れる」
いわゆるマッチポンプに近い構造を疑われてもしかたないでしょう。
また研究結果も人体に影響があると言えるものではありません。

僕は専門家ではありませんが
・実験は認知症ではなくストレスによる記憶力低下に関するものである(ストレスを与えない環境下では効果がなかった)
・つまり恒久的な記憶力障害ではないため、認知症とは関係ないのでは?
・認知症発症のメカニズムの一部に活性酸素が関わっていることは言えるらしいが、これは主原因ではないため水素水が一時的な抑制効果を持つことはあっても治療には結びつかない
・水素水がストレス性の記憶力障害になぜ効果があったのかはよく分かってない
・マウスならともかく、人間の体格に対し効果的な量を確保する為には一日何百リットル飲めばいいのか
・ぶっちゃけ水に乗せるのは非効率的じゃないか
・ビタミンC・Eが活性酸素抑制するんだからそっちのほうがいいじゃん
というような感じの疑問や異論が噴出しているようです。

というわけで、疑似科学とは言えないまでもこれが人間に効果があると言うことはまだできないようです。
もうすこしまともな研究結果が出るまで活性水素水にホイホイとお金を出さないようにしましょうね。

ボックスセットが来たのだけど

70枚というとすごく多いように思えるが、ボックスがたいへんコンパクトなので、一つのボックスは通常の12cmCDケースが立方体になったくらいと考えていただければよい。一枚ずつリッピングしてmp3にしていきます。192kbpsでリップしてるのでmp3の容量は多少重めなんですが、1分1.3MBくらいなので75分フルフルだとしても100M行かない。ということはDHM50枚全部リップしてもDVD-R一枚4.7GB(だっけ?)に入りきる可能性がある。そんなバックアップ作っても使わないけどこれはこれでなんかちょっと燃えるね!(だめなら2層で焼くけど。)

プッチーニのボックスは言語がわからんというのもあって「楽しそう」ではあるんだがDVDから入っても良かったのかなあと思っています。さすがにイタリア語ではストーリーわからんね。ブックレットをちゃんと読むことにします。マダムバタフライは日本が舞台、とか初めて知ったんですが常識ですか。録音はあんまりいいとは思えない。そもそもオペラは楽隊が下に埋まっちゃってるし、録音専用の公演ではないのだろう。
DHM50は現在4枚目を聴いているところ。録音がとてもよくて満足していますが、いきなり2枚目からバッハが6枚連続で来ているので若干バッハさんには食傷気味。別に順序だてて聴く必要もないんだろうけども。

新しいヘッドフォンK601と激安classicCD-BOX

深夜に仕事をしているとスピーカーの音量を上げるのがはばかられるため、ヘッドフォンを新調した。
AKGのK601なんですが、サウンドハウスでは2ヶ月後の入荷と言われたがサンミューズオンラインショップのほうでは在庫があり、正規ルート品ながらビックカメラなどの値段(4万くらいする)よりもずっと安かったのでベーリンガーの安いヘッドフォンアンプと一緒に購入。ちなみに出力はONKYOのSE-90PCIからアナログ出力です。

オープンエアー型ながら高音が利きすぎない素直な音で気に入っておりますが、困ったことにこれが来たお陰で自分のCD棚の状況に疑問が出てきてしまった。ジャズやロックのためにと思って買ったのだけど、大学時代に買ったブーレーズ指揮のマーラーをひっぱりだしてみたら、逃げられなくなってしまったのです。聞いているうちにエージングもすすみ、どんどん深みに・・・
せっかくこんなに弦の音が美しくエロティックに聞こえるのに、僕のCD棚には管弦楽のCDがたいへん少ない。残念なことだ。しかしあまり金は使いたくないし、良品を選ぶクラッシックの素養もないしな・・・ということで、10分ほど調べて評判の良かった激安ボックスセットを購入することにした。
ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX(50CD) ¥5,742
プッチーニ オペラ全集(20CD)¥5,348
をオーダー。総数70枚にして1万円ちょっと。すげーーー

20年くらい前にわが家に初めてCDプレイヤーが来たとき父:キムチが買ったクラッシック全集(棚つきの立派なものだったが)は10万くらいしたように記憶している。うーむ安くなったね。
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天ぷら17人前

昨日は義母の初盆があり帰省しておりました。
我々家族6人とお客様11名の総勢17名に天ぷらを揚げろという指令が下っておりましたので温度計持参で行ってきました。

でも天ぷらだけでなく寿司やお土産でいただいた赤飯やいなり寿司などもありましたので、ほんとうはそんなに作る必要がなかったんだ・・・。作りすぎました。とはいえ巨大かき揚げ(みつ葉・えび・玉葱・人参)やキス、カボチャなどはわりと好評でよく食べてもらった。サツマイモと茄子を揚げすぎたね。でもサツマイモはおいしかった。

天ぷらは普段からあんまりやらないので(油飛ぶし)得意料理ではなかったのだけど、今回わかった教訓がいくつか。
・鉄製の天ぷら鍋は使いやすい。温度計が生きる。
・でも天ぷら鍋は油を大量に消費する。やはり中華鍋がいいのか。
・かき揚げには大きなお玉が必要。安心感が違うので金属製がよい。
・天ぷらは網バットに最初に上げ、しばらくしてから紙を敷いた皿に移す。
・かき揚げにはつなぎの小麦粉が大事
・日清の「コツのいらない天ぷら粉」は標準割合(粉カップ1:水カップ1)だと野菜向けには若干ゆるい。もうちょい厚くてもよかった。
・分量をちゃんとやれば小麦粉+卵+水でもそんな変わらない

こんなもんです。

バカ売れしているという BOSE TriPortIE を買ってみた

A子さんが COWON iAUDIO U5 を買った。音質に定評があるというのは聞いてたんだけど、これほんとにいいかもな。まだほとんど聴かせてもらってないのでこれについては後日じっくり聴いてみます。
A子さんはそのままイヤホンを買おうとしていたので、ちょうど僕がShure E2cの音に飽きてきたというのもあり、気になっていたTriPortIEを買ってみた。気に入らなければE2cを使ってもらえばいいし、明らかに音は違うのでバリエーションとして楽しめるだろうと思ったのだ。(以前買ったゼンハイザーの MX90 VC はどうやら紛失されたようで・・・まああんまり評判いい機種じゃないけどさあ・・・)
仕事中音楽を聴くために買おうとしていたAKG K601が納期二ヶ月とか言われたから、届くまでこれで暇つぶしだな。

で、TriPortIEのインプレッションなんですが、これエージングが100時間必要とか書いてる人もいるんだよね。5日間鳴らしっぱなしにしろってことですか。その時点でおかしいよ。一日二時間聴いても2ヶ月だぞ。価格comでは7ヶ月経ってから良くなってきたとか言ってる人もいるし・・・もうね。スピーカーやヘッドホンでは100時間くらい普通なのかもしれないが、ポータブル前提のイヤホンでそれってどうなんだろう。その辺も含めて今後の感触の違いが楽しみではあります。
以下は初日のインプレだということを前提にどうぞ。
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