イタ車の洗礼;プント初入院す

イタ車の洗礼のお時間がやって参りました。

0911punto01プントがわが家に来てからというものたいへん快調に走ってくれていたんですが、走行後ガソリン臭いことがあるのでリアシートを上げてカバーを外してフュエルポンプを見てみると、ポンプのトップの部分が漏れてるんだか溢れてるんだかでガソリンで濡れていました。ガソリンは常温でも気化するので、火を使ったら危険です。普段はポンプと車内はシールされていますので安全ですが、微量とはいえ臭いがするということはある程度車内にも漏れているということですから、ほっとくわけにもいきません。多少は燃費にも響くでしょうし。
この不具合は他ユーザーのレポートで既知のもので、交換が通常の対処のようです。フュエルポンプはBOSCH製で、Made in Czech Republic とあります。チェコ共和国。
金曜日、たまたま稲城市の若葉台まで行く用事があったので、そのまま購入したお店で見てもらうことにしました。

代車は先代マーチ。プントに較べると運転席も狭く、シートをめいっぱい下げても足下が窮屈に感じます。古いからかドライブフィールもあまりよろしくなく、「仕事が終わったからちょっと遠くに深夜ドライブに行こう!」という感じの車ではないようです。近所までの買い物でも乗り気がしない。早く帰ってこないかな。

夕日プントプントのユーザーはどういうわけか、車に愛着を持つ人が多いようです。谷川俊太郎に至ってはプントばかり三台乗り継いでいて、プントの詩も書いているとか。それはまだ読んだことはありません。しかし、改めてどこがそんなに良いのかと考えると特に特徴のない車で、いわゆる「官能的な走り」とか、そういうのでは全く、ないんですけどね。ラグジュアリーでもないし、遅くもないが、速くもない。ただアクセルにもハンドルにもブレーキにも、従順な馬というより散歩に出た犬のように、楽しげに反応するところが人を惹きつけるのかもしれません。

今朝になるとお店からメールが来ていて、やはり交換が必要なようです。見積もりは新品交換で工賃込み59000円、一部中古で25000円。事前にこちらで調査した値段より一万円ほど安くあがる模様。プラスチック部分からの漏出なので、同じ期間が経った部品は同じ劣化が進んでいると見てよいでしょう。中古部品での交換は、これからのことを考えると不安なのでパス。

これでメジャートラブルの一つは消えたことに。あと発症が危惧されるのは
– パワステモーター不具合
– クランク角センサー不具合
こんなもんかなあ。
– メーター類の針が落ちる
というのもあった。
一度罹患して治してしまえば、最後まではもつだろう。なんだか風疹とか水疱瘡とかのウイルス性疾患みたいだ。

“イタ車の洗礼;プント初入院す” への3件の返信

  1. 上記の不具合は織り込み済みということです。
    消耗品は普通に交換していくし、こんなもんじゃないですかね。
    車検時に見つかるか、自分で見つけるかの違いでしかない。

  2. たまに「プント ガソリン臭」とかの検索で来る人がいるみたいなので補足を。
    その後三年目を迎え他にもガス臭いシーンがありましたので。

    ・ガソリンを入れすぎるとガソリン臭がします。これは持病のようなものでGSで入れるときに継ぎ足し入れをしないで、満タン近くで止まったらそこまでにしておくことで回避できます。万が一くさくなっても30kmも走れば解消します。

    ・バッテリーの起電力が落ち、ミスファイアしていることがあります。特に走行後外に降りるとガス臭い場合は疑ってみてください。