プント、ユーザー車検に通るの巻

プントの車検の時期がやってきました。初めて買った車の車検なので、ユーザー車検にすることにしました。

うちのプント君は2001年12月生まれ。都合4回目の車検となります。
ユーザー車検の目的は節約ではなく体験ですし、プントはわりとお年寄りなので、点検整備をしないわけではありません。
プロの目でチェックしてもらいつつ自分でも勉強するために、輸入車専門の整備工場で点検診断をしてもらいました。
その結果、整備が必要な項目は10万円分くらい出たのですが、車検項目とは関係ない部分でしたので後整備ということにしました。

ユーザー車検まとめ
●事前にやること
・自賠責保険の更新
・車検の予約
・必要なら予備車検や点検整備
・24ヶ月点検と整備簿記入
・車検証、これまでの自賠責保険証、自動車税納税証明書を準備

●事前準備で気をつけること
・予約はネットか電話で24時間可能。平日以外は予約を入れられない。
・書類を先に買っておくと便利。
・ユーザー車検は朝イチを予約し、失敗した際にテスター屋(予備車検場)で調整できるように。一日に四回あるが、朝2だとプロの車検代行の人たちが増えて迷惑をかけてしまう。

●書類について
・OCR用3号は鉛筆で。それ以外はボールペン。
・三文判を忘れずに。
・走行距離は検査員が記入すると言っているサイトもあったが、八王子は全て自分で記入。
・バインダーがあると便利
・24ヶ月点検や整備簿については聞かれなかった

●検査レーン全般について
・初回は駐車場に車を停めておいて、レーン内の見学エリアからじっくり見学したほうがよい。
・基本的な操作は全て電光掲示板に提示される。
・検査員に「初めてです」と伝えると丁寧に教えてくれる(こともある)。

●車体同一性確認その他
・レーンに入る前に行われる。言われるとおりにするだけだが、窓を全開にしても聞き取れないことも。注意して聞く。
・検査項目は 車幅灯、前照灯(low/hi)、左右方向指示器、ハザード、ワイパー、ウォッシャー、フォグ、リア車幅灯、ブレーキランプ、バックランプ、リアフォグ、リアの左右方向指示器、リアハザード、ホーン、ボンネット内、車台番号確認、インパネ

●サイドスリップ検査
・ハンドルに触らないようにする。

●スピードメーターテスト
・メーターで40km/hになったらパッシング。パッシングは長めに。普段やってる感覚だと認識してくれない。

●ブレーキ検査
・フットブレーキもサイドブレーキも「ゆっくり」と指示が出るが思いっきり。

●光軸検査
・4灯の車はガムテープや何かでロービーム側を隠す。それを分かっててわざわざハイビーム隠した馬鹿がここに。

●排ガス検査
・プローブをマフラーにつっこんで待つ。プントは型式がGF-で始まるので、「新規制4輪」のボタンのランプが点いていることを確認。
・検査後、車検票を機械に食わせて印字。

●下回り検査
・レーンの真ん中が開いているので落ちないようにする。

当日、家を出た7時には大降りだった雨も車検場に着く頃にはほとんどあがり、気持ちの良い秋風が吹いていました。車検場の周りは八王子の山林で、なかなかいい雰囲気です。(眠かったからか緊張していたからか、写真画像はISO1600のひどい画質です。うーん、汚いな。)

受付開始は8:45からですが、申請書類と収入印紙の購入、自動車重量税の支払い、自動車税納税確認などは受付とは別の建物で8:15には開いていました。その間に必要書類を整えることができます。

上にも書きましたが光軸検査で左だけ×が出ました。原因は僕がハイビーム側を段ボールで隠していたからです。なんという間抜け…しかし右側はちょっとだけ光が漏れていたので合格したようです。それもどうかと思うけど。

初めてですと言っていたので検査官の方も親切に横についてくださって、何度か確認してくれたんですがロービーム側を隠したと思いこんでいた僕は全スルー。これはテスター屋行きかなと思っていたら、一度終わった後に「これやっぱりハイビーム隠れてるよね」と指摘してもらい、もう一度並び直してねと言われました。
二度目はレーンの最初の方に再検申請のパネルがあるのでそれで「ヘッドライト」を選び(これも検査官が選んでくれた)、ヘッドライトをクリアしたら排気チェックのエリアで一度停まり、車検票に印字し、最後の窓口に書類を全て提出し、判子を貰います。

その後最初に受付をしたA棟で最終チェックとシールを貰い、車検は終了です。

諸費用は
自賠責:22470円
重量税:30000円
印紙代:1700円
書類代:20円
計)54190円

整備は整備でしなくていいというわけじゃないので、時間のロスを考えたら信頼できる整備工場に代行も頼んでしまうというのは正しい選択だと思います。代行費用も2万円程度。半日×2潰れてますので、真っ当な勤め人にはお勧めできません。ただ、なかなか面白い体験だったのは確かです。普段から点検整備をしていて愛車の調子がいいなら、一度くらいは体験してみてもいいかも。