御前崎-浜松自転車道路

合宿から帰ってきました。想定していたよりは捗らなかったけれど、内容的にはかなり濃かったと思います。
一緒に合宿したTさんは大学の先輩で今回の僕らのチームの中心なんですが、やっぱ国境を越えてまで要求されるレベルというのは違うなー、と思わされます。たいへん刺激になります。
Tさんは今回はちょっと仕事でお疲れモードだったのでついていけましたが、この人が元気なときはトルクが僕とは全然違うものなあ。

最初に知り合ってからは年単位で随分長いのですが、ちゃんといろんなことを話すようになったのは最近で、僕はそれが楽しいです。前からちゃんと仲良くなりたいとは思っていたのですが、あっちこっちの国を飛び回っている人なのでなかなか機会がなかったのでした。

御前崎には4泊6日(車中2泊)も滞在する予定だったので、自転車を輪行袋で持っていきました。長時間は乗れないけど毎日の体のリズムを作るにはちょうどいいと思ったためです。
御前崎-浜松自転車道路というのが海岸沿いにあると聞いていたので、二日目の朝皆より早く起きて飛び出したのですが、ウィンド・サーフィンのメッカを舐めていました。すごい海風。しかも崖が多いので、5%超の急勾配があったりもするのです。自転車をスタンドで立てると簡単に吹き飛ばされてしまうような風の中、ぎりぎりと進み始めました。
ようやくのことで(閉店した)メゾン・ド・ヒミコの隣から件の自転車道路に入れるという標識をみつけ入ってみると、どうも自転車道路というより土嚢の上のような、道ではない場所を走っているような・・・しかも行き止まり。しばらく何が起こったのかよくわかりませんでしたが、諦めて戻ってみると自転車道の入り口がこんなことに。

「砂に埋まっているところがある」とは聞いてたけど、程度ってもんがあるだろう!
どう見ても深さ50cmくらいは砂が堆積していて、道を覆い尽くしています。これではMTBでも苦戦するくらいの砂だまり、というか砂山です。

自転車道路は諦めて、自動車道を行くことにしました。
4kmほども走るとすぐ浜岡原発です。今までも何度も車で横を通っていますが、自転車で近づくのは初。裏門があったので近づいて見るとパトカーが常駐していました。実際車窓からではなく生身で近づいてみると、なかなかうまく建物が配置されていることがわかります。原発が建っているのはは海からせりあがった小山の一角で、そこを海側にえぐるように敷地を広げているため、地上や海上からだと近づいても施設を見通すことが難しいのです。敷地も広く、門から施設までの間は何もありません。侵入者がいたとしても施設までの間に身を隠すものがなく、見つかりやすいでしょう。
僕は福井とか御前崎のようなへんぴな場所でなく都心に原発を作ればいいと言っていたこともありますが、その考えは浅はかだったようです。

正門らしきほうに回ると原発資料館があります。入ったことはありません。
これはどうやらこの原発のマスコットキャラらしく、僕たちはイエローケーキくんと呼んでいます。

励起。眉毛はチェレンコフ光を意識してるという噂もありますがたちのわるい冗談です。

この日はいつも回転寿司を食べにいくイオンモールまで行き、そこで皆(といっても二人だけど)と合流しました。

次の日は御前崎灯台へ。運動にすらならない距離ですが、リズムが大事なので。灯台は有料で登れるのだけど登ったことがありません。

さすがに原発が建つほどの田舎、3方は海ですし、星がきれいでした。今まで僕が行った中で一番夜空がきれいに見えたかな。でも天の川は僕の視力ではちょっと厳しいか。
星の撮影を練習する良い機会だったのですが、星を本腰入れて撮影する余力は残っておらず。なんせ夜型人間が集まっていたもので、14時くらいから始めて夕飯からエンジンかかって朝6時までぶっつづけでやって寝る、というようなスケジュールだったのです。

そうそう、「南方郵便機」(店の名前)で買ったパプアニューギニアのコーヒー豆(フレンチロースト)を持っていったのだけどこれが好評で、200gfあっという間になくなってしまった。僕もこの豆はおいしいと思う。あの店いいな。