こっそりと夏休み

なんとなく夏休みっぽくなっています。
先週木曜日にポニョ鑑賞
金曜日に国立天文台見学+「4D2U」鑑賞
土曜日に矢野顕子@秋川きららホール
日曜日にWorld Happiness

ポニョはなかなかよろしかったのではないかと思います。僕は大好きです。
絵本に徹し主人公以外の視点を極力排した「大人の都合はどうでもいい、ネタはやるから勝手に妄想しておけ」という作りは「大きなお友達」にとっては今回その釣り針が見えやすいだけにいろいろとあるかとは思いますが、全体的に観客への刺激に満ちた映画でした。ことあるごとに「小品がいい」と言ってきた最近の宮崎氏らしい作品ですが、立派に金はかかってます。でもねーこういう贅沢な作り方ができるのは彼くらいなもんだよね。メジャー映画の作り方ではないので、ピクサーやディズニー映画のようにはならない。ま、直接対面して声かけてもらってんのに緊張してガチガチになって記憶が飛んでしまった僕なんかには、偉そうなことはなんも言えません。あと何作楽しめるのだろうかということだけが気がかりです。

金曜に行った国立天文台三鷹キャンパスは環境からして贅沢。ひとつの森の中に研究室や天文施設をちりばめた感じ。今ここでは研究と開発が主に行われていて観測自体は野辺山や海外の望遠鏡施設に頼っているようだが、年代物の太陽観測用赤道儀室(写真;なんと錘で動き、電源不要!)なども中に入って実際に動いているところを見ることができ、森の中を歩いていくとアインシュタイン塔と呼ばれる超かっこいい塔が現れるなど、古い建物好きにとってもなかなかのスポット。炎天下自転車を走らせた甲斐がありました。
立体視メガネをかけて見る4D2Uは・・・プログラム自体は悪くないんだけど立体視にかなり無理が。中心部から見ればちゃんと見えるのかも知れないが、端のほうに座ったのでかなり無理っぽい立体映像になってしまっておりました。

土曜の矢野顕子はあきるの市にある秋川きららホールへ。このあいだ自転車でさゆりの仕事場を見に行ったついでにチケットを購入した。秋川駅を降りた途端に異様な涼しさにビビる。やっぱ緑と土が多いのと秋川の川風が涼しいんだろうなあ。東急の中には魚力も入ってるし、いいところだ。駅の近くも静かだし、住みたい。一時間に3本しか電車ないけど・・・。さてリサイタルは、演奏・ステージからの近さ・値段・曲数・ラインナップどれを取っても高得点。矢野顕子の地方巡業を見に行ったのは初めてだけど、これは毎年チェックせねばと思った。ブルーノートとセットが被っていたのは、一週間しか経っていないし10月発売の新作アルバムの曲が主だったので仕方のないところか。Bluenoteでは時間の制約から入れられなかったであろう「きよしちゃん」があったのだが、、会場でも瞼をおさえている人が多かった。清志郎さんには復活してほしいところですが・・・。思えばこの曲を最初に聴いたのは一昨年のさとがえるになるのか。
目新しいところでは矢野自身初めて演ると言っていた、O.P.King(奥田民生・YO-KINGらの期間限定バンド)のOverという曲。こんど宇田ちゃんに貸してもらえるかもしれない。

日曜のイベント、高橋幸宏が発起人になっているWorld Happinessには下崎、宇田ちゃん、ハナダさん、りえちゃん(多分初対面?)、妹の茜と行ってきました。高橋姉さんに(また)ドタキャンされたので「ボニーピンク以外知らない」という16歳を駆り出したわけですが、ま、高校生は見聞を広めないとね。親子連れも多かった。
スカパラ、ボニーピンク、鈴木慶一+曽我部恵一、宮沢和史あたりはスゲー良かったんだけどオーラスのYMO(HASYMO)が出る頃にはみんなヘバってしまっていたな。涼しくて薄曇りの日でほんとによかった。これで今日みたいな炎天下だったら、あの年齢層では救急車も出たのではなかろうか。

帰りに新宿駅でビシソワーズ(冷製ポテトスープ)を買って飲んだら腹壊した。