9日目 曇り

すぐそこで寝てる鳥 今日は調子が上がらず、歩く時間が多かった。湿度が高い上どんよりと曇っていたのであまり楽しくなかったが、ちょうどラジオ体操の時間にぶつかった。池の周囲三カ所くらいでラジオ体操グループができていて、それぞれ自由参加っぽい。中心や周辺にラジオを持った人がいて、適当にラジオの周りでやるようだ。ラジオが終わると挨拶をしたりしなかったりで散会していく。これもなかなかいいな。皆さん僕よりはお年を召していらっしゃるようですが。普段もう少し早い時間に見る体操集団はラジオ体操じゃないような感じがするんだけど、どうなんだろう。(6時前から集合している人々)…なんかたまにみんなで声を合わせていて、内気功か太極拳のようにも見える。
 太陽が顔を出していないからか鴨や家鴨も水辺に上がって寝ている。こんな無防備な水鳥を見るのは、井の頭公園では無理だろう。この写真は先日撮ったものですが、今日はこれよりも熟睡している感じだった。頭なでたらどうなるんだろう。

 昨日は国立まで物件を探しに行ったのだけど、あまり収穫がなかった。やっぱ1DKで専有面積が25㎡以上になると7万越えは避けられない感じだ。しかもあまり環境がよくない…。ちょっと考えてしまうなあ。

今日はなんとなくグリンニングキャットで昼飯を食べようかと思う。もうあと西荻も一ヶ月くらいしか住めないからねぇ。

8日目 6時前なのにひとが多い

昨日の善福寺公園・昼 6時前に善福寺公園に着いた。昨日昼間走って両腕に日焼けを負った身としては、入射角が浅く厚い大気の層のお陰で紫側の波長がどこかへ行ってしまっている早朝の日差しは非常にありがたい。皮膚に優しい。
 驚いたのは午前5時台だというのに走っているひとの多いこと。いつも池(何日か前のエントリで湖面と書いたけど、正しくは明らかに池面)の西側に陣取っている健康体操集団が既に集合を始めていたことに驚愕する。7時台にもいたような。6時台と較べると犬は少なめで人は20%増しくらいで多い。

 今日は習慣になっていた「池の向こう側で冷茶を買って飲む」をやめた。目的地へ到達するまでのニンジンであり、必要と思われる水分補給でもあり、水面と朝日の中で和むちょっとした一服の時でもあり、決して無意味ではなかったと思うが、胃に水が溜まるとそれなりに重くて、そのまま走ると消化器系によくない気がしたので。
 そのお陰で帰りもわりと調子よく走れたのだけど、汗となって水分はかなり出てしまうので、家の前のコンビニで1リットル100円のウーロン茶を買って帰った。サントリーのiPodキャンペーン?16ポイント溜まってカンフー大会に挑戦したんですが、キャラクターのパラメータは10・10・9でかなり良かったのに惨敗したからやめましたよ。小学校3年生くらいの時ビックリマンシールで悪魔ばっかり出るので「僕は運が悪いから懸賞とかに期待するのは金輪際よそう」と心に決めたのを思い出した。ちくしょう。ばーかばーか。CM好感度が毎年ダントツだからって調子に乗ってんじゃねーぞ!おまえんとこのウーロン茶、高ぇんだよ!

 コンビニにて、一本飲むと110kcalの飲むヨーグルトが飲みたくなって飲みたくなってしかたなくなって買ってしまった。この程度のカロリー摂取で悩んでしまうのもよくない。公園まで行って帰って果たしてどのくらいのカロリーを消費しているんだろう。もちろん筋力も回復してきているので代謝は上がっているはずだが、まだ8日目にしか過ぎないからそれを期待するのは甘すぎるというものだろう。継続してがんばるしかない。習慣になりつつあるのはいいことだけど一昨日のように生活イベントによっては走れないこともあるので、なるべく毎日同じ時間にというのを徹底するための生活のしかたというものも考慮しないといけないかもなあ。

 で、だいたい行って帰って6kmを50分程度で走っているわけですが、この程度のジョギングの場合消費カロリーは8.750kcal/min、50分運動して437kcalだそうだ。こちらのサイトによると、173cmで75kgの僕の体格での、一日の基礎代謝量(安静時に一日に消費するカロリー)は1800kcal/dayで、寝たきりでないのであれば2340kcal/dayくらいは採れということらしい。最近カロリー減らしすぎな気もしてきた。豆腐ばっか食ってるからなあ。でもこの前焼肉を食べたのでこれくらい減らしたほうがいいだろう。
 僕は豆腐は木綿豆腐しか食べませんが、あやがくれた食品成分表によると木綿豆腐のカロリーは77kcal/100g。豆腐一丁は300g程度ということだが僕の買っている豆腐屋さんの豆腐は明らかに400gオーバーの大きさなので300kcal/個といったところだろう。
 昨日は朝食べなくて昼は房江おばさんと鞍馬で合鴨の蕎麦を食べ(この店は蕎麦では有名な名店だが量が少ないことでも有名なので、比較的カロリーの高いと思われる合鴨汁の蕎麦でもせいぜい500kcal程度か《蕎麦1玉200gは260kcal程度》)、その後おやつにもろきゅう(1パック11kcal+味噌とマヨネーズ各々大さじ1で97+39=136kcal)と茄子の塩もみ(2個で18kcal程度)を作って食べ、夕飯は豆腐一丁(前述の通り300kcalくらい)にみつばをざっくり切って載せて自家製だし汁(ごま油大1+本みりん小2+だしつゆの素3倍濃縮大2=119+28+45=192kcal、全部飲んだわけではないので多くて半分だろう、96kcal)をかけたもの、それとびんとろの刺身(びんちょうまぐろの成分表は載ってなかったのでまぐろの脂身と似たようなもんだとすると322kcalくらい)。
 でまあざっと書きましたが全部足すと1383kcalになった。ああめんどくさ。これは比較的食べてないと思われる日の献立なので、普通に食べていれば基礎代謝量の1800kcalは余裕で超しているだろう。一日の栄養所要量の2340kcalを超すこともおそらく何日かに一度はあるはずだ。でも一時間程度の運動を毎日すると栄養所要量/日は3060kcalにもなるらしい。当然それに妥当するくらいの筋力をつけていると仮定しての話なので、低下した筋力で運動している現在の状況はそれよりも多少少ないはずではある。
 今の豆腐だらけの食生活は明らかにビタミン類が不足する上熱量も足りないので、野菜をもっと採るようにして、ご飯も少なめに炊きながら食べていくのが良さそうだ。脚気とかになりたくはないものだなあ。

7日目

善福寺公園の亀 で、寝過ごした。8時半に起きてげんなりするも、自営業の底力を見せてやろうと思って走りに出る。つい先日昼間は暑いから絶対走るのをやめよう、と思ったばかりだが日差しをできるだけ避けつつ走った。善福寺公園では9時から貸しボートの営業が始まる。ボートに乗ってみた。
 なんとかリズムを取り戻さねば。結局帰ってきたら正午だった。

初 サボり

 日曜日は7日目のはずだったが、初めてさぼってしまった。土曜日に仕事を終えた後、下崎と航と三木ティと焼肉後飲みだった。航が一人暮らしを始めるにあたっての祝い酒。
 朝起きたんだけどビールが残っていて断念しました。
 でまあ昨日はダラダラやってたので昼にガネーシャ・ガルでカレーを食べて(アド街ック天国のせいで行列ができていた)、夜は中華を食べる。明日こそはと決意して寝る。

さくら町会盆踊り大会その2

P1000409_s.JPG 明かりをせいいっぱいつけた周囲の数少ない商店が、桜の木々の間に明々と灯された提灯と相俟って、この狭い路地を照らし出していた。
 もう雨だから帰りますよと親に促された子供が「じゃあもう少ししたら雨やむかもしれないから、また見に来ようよ。もう少ししたら、ね?」と僕の横を通り過ぎていった。
 結局僕は2曲の間だけそこにいて、雨がほんとに強くなってきたので退散した。ズンドコ節の次は何が流れてたのかはよくわからない。

 僕はこの近くでも物件を探してみようかなという気になっている。

さくら町会盆踊り大会その1

P1000410_s.JPG 6時半~7時頃ピークを迎えると計算してその頃行けるように、仕事を処理して自転車に空気を入れてスタンバっていたのに、向かう途中で雨が降ってきた。
 もしや中止かと危惧しながら会場にかけつけると、トトロの曲が聞こえてきた。僕が子供の頃はアラレ音頭が全盛でしたが、ここ最近はトトロを聴くことが多いな。これ音頭でもなんでもない気がするんですがいいんでしょうか。まあアラレ音頭でもご先祖様は複雑な心境であろう。
 路地を曲がって提灯が見える。やっぱりこの路地の提灯は夜空に映えるよ、と思って数枚シャッターを切ると「雨が降ってきたので子供の部を終了します」というアナウンスが。続いて氷川きよしの「ズンドコ節」が始まった。根強いなきよし。おばさんが数人道路の真ん中に寄ってきて、踊り始めた。雨に負ける気はさらさらないらしい。会場のボルテージは次第に熱気を帯び、もはや沸騰寸前に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ジュースを配られた子供達の叫び声が、さくら町会野外特設ステージの夜空へこだまする。
でも雨足はどんどん強くなってきて、デジカメはしまわざるを得ない状況になってきてしまった。うーん、残念だ。

精霊流し

P1000369_s.JPG 昨日、文子と「悲しさ」について少し話した。いつの頃からかもうわからなくなっているが、確実なのは母親を亡くす以前から、僕は喜怒哀楽の感情のうち「悲しさ」という感情を別格扱いし、僕なりに大切に扱ってきた。
 家で飼っていた動物が死んだり、生活の上で悲しいことがあったりしたときに、人とその悲しさを共有するという選択肢があることは知ってはいたはずだが、僕はその選択肢を取ることがあまりなかったように思う。ひとつは人とその感情を共有するのが難しいと思っていたこともあり、ひとつは「悲しみ」という感情に利己的な臭いを感じていたからでもある。
 飼っていた動物が死に、それが悲しかったときに、僕はたいてい1人になった。1人になる場所はそのときどきだったが、その動物を埋めに行った場所であったり、自室であったり、家の近くの人気のない緑地公園であったりした。自分がこんなに悲しいのは死んでしまった動物を悼んでの気持ちよりも、動物がいなくなってしまった事実が自分にとって悲しいからだ、ということに、随分小さな頃から悩んでいた気がする。それで僕は人が悲しむのを見るのも嫌だったし、人に悲しんでいる姿を見せるのも嫌いだった。
 母親も父親もそうであった気がする。過剰に生き物と関わろうとする性格により、母は動物のために涙を流すことの多いひとであったが、病気の仔猫を胸に抱いて介抱しているとき、巣から地面に落ちていた小雀を猫が痛めつけてしまったとき、母の悲しみには微かだが強い怒りが伴っており、僕はそこに立ち入ることを避けた。父は悲しさを表に出すことが滅多にないが、代わりに少し怒ったように見えることがある。表に出すにしても無口になり、それについて話すことはあまりない。あまりないっていうか全くない。母が死んだとき少し話したが、二言三言である。僕は悲しさと対峙する際の沈黙を覚えた。僕の悲しさとのつきあいかたの素地はこのように形作られたものであると思う。
 大人になった今でもあまり変わっていないが、多少は説明や言い訳を加えるようになり、幼い時に感じていた後ろめたさは消えた。人と他者との関係を関係性そのもので捉えるようになり、存在に必要以上の重きを置かなくなったことが転機であったと思う。
 しかし今でも他者に悲しさを慮られたりすると、モゾモゾとした違和感を感じてしまうことはよくある。ほとんど自分と相手の関係性における対話として悲しさを捉えてきたので、そこへ違うベクトルが加わるとどう扱っていいかよくわからないのである。だから僕は弔辞が嫌いだ。葬式というものは参列者と送られる死者とが現世での相互関係に終止符を打つ場所であって、遺族にしても同じだと僕は思っている。参列者が遺族に向けていう「モゴモゴ」という言葉にならない弔辞は言葉にならなくてよいのであり、あれは挨拶以上の意味を持ってしまってはいけないというのが僕の正直な気持ちだ。
 そういう意味で、盆踊りというイベントは決して悪くない。自分と、逝ってしまった誰かの間につかの間のコネクションを確立するための踊りは潔い。そこにはそれぞれ一本ずつの絆しかないから。

今日はジョギングは休肝日

P1000371_s.JPG 三日走って一日休む、と決めたということもあり、今日は休んだ。寝たのが午前4時というのもあったんだけど、5時半にいつものように携帯電話のアラームで目が覚めて、ひとしきり走ろうか走るまいか逡巡したのが以前の僕と同じ人間とは思えぬ。何が起こったのだ。
 結局おととい寝不足で走ってやばかったからやめたほうがいいという結論に達しもう一度寝たのだが、8時頃に目が覚めてしまい、僕は自転車で善福寺公園へ行ってみることにした。今日はデジカメを持って。

 いつもの道を自転車で走ると、かなり暑い。6時台の涼しさに慣れているのでびっくりした。この時間帯にジョギングするのは自殺行為に近いから絶対にやめようと思った。

 さて、さくら町についてみると、まず困ったことが起こった。今日明日だと思っていた盆踊りの日程が、金土、つまり昨日今日だったのだ。なんとなく危惧していたもののやっぱりか。参った。初日の熱気は見ることができなくなってしまった。

 写真はつい先ほどのさくら町。正確にはここあたりは善福寺2丁目というところで、さくら町会というのはこの路地の周辺を言う古い名称なんだろうと思う。少し分かりづらいが、この写真手前ではなく奥にある十字路が中心らしく、十字路いっぱいに二重に円が描いてあった。さては昨晩はお楽しみでしたね?言わなくても分かっていますよ。
 実際ここに住んだり、表面のレトロなたたずまいのカバーを剥がせるくらいに通い詰めてみれば、ここはなんということのない路地なのかもしれない。でも、この盆踊りにかける意気込みがいいよね。
 普通道路でやらないよなあ?

六日目 晴れ

P1000327_s.JPG 今日は天気も良く、かなり寝坊して6時半に出たので気温は上がっていたが風が涼しかった。昨日とはうってかわった調子の良さで、気圧は1014hPa。でも詳細な観測データを見つけて昨日の観測データを調べてみたら昨日も東京の気圧はそんなに低くなかったっていうか今日より高かったので気圧のせいじゃなかったことが判明してしまった。単に寝不足が祟ったらしい。(昨日は2時間睡眠でぱっちり目が覚め意気揚々と走りに出た)ま、人間の感覚なんていいかげんなものですね。

 走りながら音楽を聴くためにmp3プレイヤーを買おうかと思ったんだけど、iPODを初めとしたHDDプレイヤーは振動が加わる激しい運動には向かない気がするし、携帯さえ邪魔なのにHDDだなんて重すぎます。必然的にRAMメモリ型のmp3プレイヤーを探すことになるんだけど、汗をかくとイヤホンが気持ち悪そうなので結局やめました。そもそも音楽なんか無くても走ることへのモチべーションが保てているし、いろいろ外から音は聞こえてくるんですよ。車が近づいてくる音だったり、わんこがハアハア言ってる息の音だったり、蝉の鳴き声であったり、水の音であったり。だからいいや。目をつけたプレイヤーは、なんだかすげえ安いけれど。

 実はこのエントリーは書くのが2回目なので意気減退して短くなっています。このAptivaのキーボードにはカーソルキーの両肩にブラウザを制御するためのnext、prevキーがついてるんですが、これが変換時に誤って押されると書いている途中でもブラウザがBACKしてしまうという恐ろしい事態が起こるわけです。このキー取っちゃおうかな。

 さて、話は変わりますがランニング時にみつけた「さくら町」という小さな町があるんですが、ここが土日に盆踊りをやるようで、提灯が下がっています。それがとてもこじんまりとした、かわいらしいさくらの並木道を中心とした町内で、僕は一目で気に入ってしまいました。もし時間があったらカメラを持って行ってみたいと思います。あの桜並木の見えるところに住めたら楽しいだろうなあ。

 写真はイラン人のアリさんがやってた油そば「矢作ラーメン」が食べられた名店「龍みちのく」跡地。突然いなくなってしまったため西荻住民は途方に暮れています。岩手で店を始めたとか始めないとか…。