屋久島に来たからには縄文杉を見なくてはならん、と考えていました。一度見てしまった今となっては同じことは思いませんが、「世界遺産屋久島」の象徴である縄文杉を見ていないのですから、見てみたいと思うのは当然のことです。しかし、既に見てしまった私や現地ガイドの一部は、「縄文杉だけが屋久島ではないですよ」とこっそりと言うのもまた真実です。その理由はいくつかあるのですが、それはさておき。
縄文杉へのトレッキングは朝未明から登り始めるため、 到着一日目には行くことができません。山中一泊であればそれも可能かも知れませんが、多くの観光客は日帰りで縄文杉まで行きたがります。我々もご多分に漏 れません。山中泊の経験がありませんからね。しかし、もしもう一度縄文杉に行くのであれば、山中の山小屋で一泊するコースを採りたいと考えています。それ は、ここでは詳しく述べませんが、シャトルバスのみでしかアクセスできない現状(道路の一部が崩落しており一般車の通行は禁止)では特に、日帰りの縄文杉 トレッキングは時間制限がきつすぎるためです。屋久島の自然と縄文杉を堪能するにはペースがかなり早く、十分とは言い切れないものがありました。