唐十郎と紅テント

11日土曜日に劇団唐組の『ジャガーの眼』を観てきました。キムチこと父が演劇ファンで、チケットが取れたと誘ってくれたのでした。唐十郎が紅テントを花園神社に建てたのが1967年。41年目の舞台は花園神社ではなく井の頭公園でした。(最近は雑司が谷の鬼子母神と井の頭公園でやっているのだそうです)
18:30開場で2時間くらい。途中2度の休憩がありました。僕は演劇には疎遠なので気の利いた感想はとくにありませんが、観賞後にキムチに聞いた話も含めてなかなか興味深い晩でした。唐十郎や寺山修二が活躍した60~70年代の興奮を感じるというまでには行きませんでしたが、その雰囲気の大まかなアウトラインをつかむことくらいはできたような気がします。
鈴木忠志がいる富山利賀にも行ってみたいですね。

父とも話しましたが唐十郎のような動機を持った才能は、こんにち演劇という表現手段を採ることが稀です。すでにそれは起こってしまったことで、自然な流れなのでどうすることもできません。しかし演劇が持っていたメディアとしての特が自然消滅し忘れられる前に、どこかで掬っておく必要があるでしょう。