備忘録0810

画家:山口晃 BS Hiで狩野永徳の特集を見て。着眼点がよい、アイデアは若干冷めた頭で考えすぎなきらいはある気がするけど、絵はうまい、熟達した漫画家のようである。あとしゃべりが立つ。

狩野永徳:洛中洛外図屏風 上の山口晃はこの絵と絡んで出てきたのだが、返って狩野永徳の凄みが際だつという番組側の思惑に見事にハマっていてかわいそうだった。その他同じ番組で出た永徳の作品は、襖を開けたところに見える実際の庭の「見立て」との連携が味な国宝聚光院障壁画、秀吉の背面にあって権力を演出する巨大な唐獅子図など。仕事柄ミニマルな意匠のネタ元として尾形光琳に触れることはあったのだが、この間のセルヴィス・ルソー/セルヴィス・ランベール展で見た葛飾北斎や歌川広重、二代葛飾戴斗、川鍋暁斎、幸野楳嶺らの絵手本・画譜といい、日本画は全くもって侮れない。

原田郁子:銀河 リンクはiTMSへ。原田郁子+忌野清志郎。いつ録音したものなのだろう?ここへきてこの内容はずしんと重い。自転車漕いでいるとチャリマニアの清志郎を思い出す。この間の秋川のライブで「きよしちゃん」を歌った矢野顕子のことも。坂本龍一は清志郎も矢野顕子と同じようなタイプの音楽家と評した。

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