かねてよりウェブサイト制作とプロモーション施策でお手伝いさせていただいているTai and Associates(株式会社田井勝馬建築設計工房)様の次のプロモーションステップとして、YouTube動画の制作を行いました。
現在ウェブサイトは目標とするビッグワードでもGoogle検索トップを維持し素晴らしいパフォーマンスを発揮していますが、インターネットトラフィックは動画サイトに移行しつつあり、検索アクションですら動画サイト起点とするユーザーも増えつつあるため、今後ウェブサイトだけでは十分なアピアランスとトラフィックを維持できなくなる可能性も考慮してのYouTube進出になります。
商材は高級住宅となるため、目指すオーディエンスに深くリーチするのは難易度の高いチャレンジです。基本は現在のウェブサイトをYoutTube上に構築する方向性を採り、動画再生数よりもSEOアプローチと、建築家のポートフォリオとして十分なクオリティを保ち機能することを目指します。
これは動画として最初に完成したものです。その土地に長くお住まいのお施主様が、家族の集う場所としての家屋を強く想い建てられた建築で、「継承」「継続」がテーマとしてあり、それがデザインにまで昇華させられている、「込められた想い」が強い作品です。
建築の設計とはクライアントの要望を設計に落とし込み、建築として三次元空間に転写するものですが、要望は抽象的ではっきりとは言語化されていないこともあるそうです。それは一つの制約・障壁とも言えますが、「いかに施主の要望を読み取り立体としてその理想を実現するか」に、建築家という職業の醍醐味があると考えることもできると思います。それは転じて、建築を動画として表現する立場にとっては、完成品としての建築に込められたお施主様と設計者の想いとテーマをどう解読し動画の要素に転写するかということになります。Tai and Associates 様とのこの企画では、建築家・田井勝馬先生へのヒアリングを重視し、これまでウェブサイトや刊行物において建築家の意図が説明されていなかった領域へもナラティブを深く踏み込みました。
ナレーション音声にはAIを活用し、企業イメージに合う音声を採用しました。AI音声は現状、日本語イントネーションには不自然なものも多く、特に固有名詞に大きな問題を抱えています。これは日本語に限らずLLM(大規模言語モデル)AIの構造の問題であり、今後の課題です。今回はAIの進化を待っている時間はなかったため、AI任せにせずオペレーションを精密にしこれを回避する方法を採用しました。ぜひ自然な日本語イントネーションをお聞きください。
映像部分はKen Burnsエフェクトを基調としたスライドショーを採用。これにより、動画撮影が不可能な過去の事例も安価に動画とすることができるようになりました。
Tai and Associates (Official Channel)
現在動画撮影チームと組んで撮影したリゾート物件2件を含む9件の動画を公開しています。順次拡張予定です。