田井勝馬建築設計工房様ウェブサイト構築およびSEO・SEM支援

日本全国で高級邸宅やリゾート住宅、高級飲食店、輸入車ディーラーなどの建築・設計を手がける田井勝馬建築設計工房 Tai and Associates様のウェブサイトリニューアルを承りました。
建築士としてのこだわり、思い、スタンスをウェブサイトにも反映し、従来のウェブサイトでは妥協されてしまいがちな部分にも踏み込んでいます。また、サーバーサイドとクライアントサイドで密接に連携し、新しい試みにもチャレンジしています。
なお、CMSはWordpressとし、Tai and Associates 社の社内での更新が行えるため、ランニングコストは極小に抑えられます。

クリアでミニマルなデザインの中に籠められた品質が、Tai and Associates 社の建築の特徴です。第一に、それをウェブデザインでも体現することが求められました。
PCからモバイル、TVまで、表示媒体が多岐に及ぶ昨今、ともすれば昨今のリキッドなウェブサイトデザインでは”AS IS”に流してしまう部分があります。特に、複数の画像を段組みした際に縦・横両方向の画像の幅を揃えることは、大量の画像データを更新掲載していくサイトでは妥協してしまうことが多くあります。それはウェブ技術的に縦横どちらかを固定するほうが楽だということもあり、将来的に縦長・横長・様々なアスペクト比の画像が投入されることが予想される際、全ての画像の縦横比を調整することを求めることが難しいためでもあります。

それを、一例を挙げるならば上図のように、様々なアスペクト比・様々な順序で投入される写真群を1pxのズレもなく整列させて欲しい、というご要望をいただきました。同時に、この投入される画像群は、ある程度の解像度は保証されますが正確なサイズは不明であり、縦長のものを横長に、あるいはその逆に切り抜きすることはフォトグラファーの意図を逸脱するおそれが大きいため、許容されません。（正確には、そこまで初期要件に盛り込まれていたわけではありませんが、ご要望の意図を解した上で要件追加をご提案させていただきました）
これを実現するために採用された手法はWordpress・PHP・HTML・CSS・Javascriptといったウェブサイトに利用されているプログラム技術を網羅的に利用したものとなり、お客様のご要望はシンプルで分かりやすいものでしたが、思いのほか制作が楽しいものとなりました。
スマートフォン版の表示では画像サイズの問題で縦一列に並んでしまうので、ぜひPCなど大きな画面でご覧ください。

建築設計会社のウェブサイトの命は、事例の写真群です。その表示にこだわることが、サイト全体の「強度」を増したように思いました。また、機能面からも過去作品をクリップし、閲覧者のご家族との共有や、打ち合わせ時に参照できるような仕組みもご用意しました。

当社で制作するウェブサイトは現在はほとんどPC・モバイル兼用になっています。そして、PC・モバイルを別々に用意するのではなく、どちらで閲覧しても最適な表示が得られるように設計段階から両者を融合させて考えています。これはソースを分けてしまい二重管理になることによって発生するメンテナンスコストの増大やバグ発見の遅延を避けるためです。
修正が発生した場合でも、一カ所治せば全てに反映することが理想です。

モバイルで閲覧した際も、スマートフォンの画面サイズもさまざまです。そのどれで閲覧されても美しく見えるような設計を心がけています。

更新画面の設計も入念に行いました。ウェブ技術に明るくない方でも容易に更新ができるように、分かりにくい部分には注釈を入れ、エントリーの追加の際にも上から一つずつ設定していけばしっかり更新できるよう準備されています。もちろん、マニュアルもご用意します。

外部リンク：田井勝馬建築設計工房