Period

ひとまずの休止点。
ピリオドになるのか、カンマになるのか

今日はオシドリ良品店で器とフェルトの展示があったので、見に行った。鍋敷きにできる厚手のフェルトを手に入れた。
それからオシドリのご近所の古書ワルツを初訪問。
場所もそうだが尖った店だなあ…再訪確定。

お昼になったので、青梅で一番うまい蕎麦を出す(俺調べ)、梅の内へ。
ここはいつもは一九なんだが、今日は十割そばを打ったということで、十割の天せいろをいただく。いつもの瑞々しさはそのままに、少しグレードアップした感じ。行って良かった。
海老の天麩羅もいつもよりうまく揚がっていた。
梅干しの天ぷらは、要るのかどうかわからん…

家に戻り、車を置いてからねじまき雲へ。
ねじまき雲は昨年いっぱいで通常営業を終了し、来る新展開に向け店舗休業中。ただ常連さんだけは今月中は入ることができたのだ。僕は自分ちの冷蔵庫にある豆も消費せにゃならんのでなかなか通えなかったのだけど、常連の条件にぎりぎり入っていた。

明日31日がオーラスとなるが、本物の常連ではない僕は遠慮するつもりなので、今日が僕のねじまき最終日。
いつもは頼めなかったオレコニャック(カフェオレ+コニャック、糖蜜つき)も頼み、堪能してきた。
ちょうど来店されていたかうひい堂さんとねじ君とのお話に混ぜてもらい、なにやらすてきなスコッチウイスキーもご馳走になり、幸せ。

コーヒー覚え書き;南方郵便機「ガテマラフレンチ」

南方郵便機は通販するといつも別の豆を100gくらいオマケでつけてくれる。
フレンチ好きなのは注文内容を見ればわかるのでだいたい別の豆のフレンチローストをつけてくれるのだけど、そうやってついてきたガテマラフレンチ。

淹れているとなんとなくチョコレートっぽい甘いフレーバーが落ち着きます。

でもコーヒーのほうはそれほど甘みが強い感じもしない。かといって苦みもそれほど強くない。
コーヒー飲んでる!という感じがする。これはこれで、パプアフレンチよりストイックでいいかも。

53年の歴史を閉じた国立邪宗門 最後の日

国立邪宗門;最後の日マスター名和さんの訃報に触れて以来お店がどうなるのか気になっていたのですが、各地の邪宗門一門の店主さんたちもいるのでなんとかなるのではないかと楽観的に考えていました。しかし今日常連さんやお店の人にお話を聞いてみると22日の午前0時を以てお店は閉店となり、建物は取り壊しとなるようです。引っ越しのために街の下見をしていたときに「これがあの邪宗門か」と戸を開いてから4年間、何度となく足を運びましたが、まさかこの店が無くなるとは夢にも思っていませんでした。それくらいこの街に根付き自然にそこにあった店だったのだと思います。
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ザッセンハウスのコーヒーミル

ザッセンハウスミル2こっちの更新を休んでいるあいだにコーヒーミルを買いました。写真の左のやつです。作っている会社が倒産して手に入りにくくなってしまったので、壊れたとき用かプレゼント用にともう一つ買おうとしたのですが既に遅く、通販サイトでは軒並み売り切れになってしまっていました。

これはいけないと思い、一台目を購入したコーヒーショップに行ってみたところ、そこでも左のミルは品切れ。展示品で右の真鍮製の小さなミルが残っていたので、半額で購入できました。

型番はそれぞれ169と175M。右の175Mは展示品というだけあって、酸化した豆の臭いがきつかった。帰宅してからオーバーホールをしたらよく挽けるようになったので一安心。175Mは169を購入する前に購入検討したのだけど、既にザッセンハウス倒産の情報が流れ始めていて早々に在庫枯渇状態になっていたものです。

ちなみに写真の後ろに見えるのはもらったコーヒーサイフォン。でもアルコールランプがなくてまだ未使用です。

追記;適当にエントリー書いていますが「ザッセンハウス 倒産」で検索してくる人がいるので少し詳細な情報を。ザッセンハウス社は倒産はしていないと思われます。私が169と175Mを購入したコーヒーショップによると、ザッセンハウスは一度潰れそうになったがなんとか持ち直したのでメリタが輸入再開したが、しかし届いた製品の出来がよくなかったのでメリタが輸入を取り扱わなくなった、というお話でした。本国では作っているがメリタは輸入しない、ということで、Z社自体は存続していたと思われます。オークションでは個人輸入らしき新品がかなり高値で売られていましたし。聞いた話でどこまで信頼のおける情報かはわかりませんが、メリタジャパンの営業さんと話ができる立場でしょうからある程度は確かなものではないでしょうか。

また’08年秋からメリタジャパンが輸入再開するという話があります。(未確認。mixiのザッセンハウスコミュの投稿から)

一度目の輸入再開から製品の質が悪くなったというのは実際にあるようで、私の169は豆こそおいしく挽けるものの、内側でミルと木のケースを留めているネジとネジ穴がかみ合っておらず、2本あるうちの片方がよく脱落しました。いまはまともなネジを使い自前で補修したので問題ありませんが、工作精度というより部品からしてなんでこんなもん使ってるの、と言いたくなるようなものでした。交換可能なネジだけでよかったとも思いますが。

追加情報
08年秋からの輸入再開から型番が変わり、MJ-0801 ラパスという名前になったようです。しかし高い・・・2万近い値段をつけているところもあるみたいですね。僕が買ったときは9800~12000円くらいだったと思うんですが。また本家Zassenhausのサイトにも手引きミルが復活したので、本格的に生産が再開されたものと思われます。

邪宗門

邪宗門賃貸契約を結んできました。大家さんにも会わせてもらったしあとは引越までにやらなくてはいけないことどもを片づけるのみ。仕事仕事。
国立にはいくつか有名な喫茶店がありますが、邪宗門はその筆頭に挙げられる喫茶店。しかしその入り口は入りにくいオーラをめいっぱい醸し出しています。僕も今までなんども前を通りながら一度も入ったことがなかったのですが、不動産屋に行く前に時間が余ってしまったので意を決して入ってみました。
意外にも店内にはお婆さんと若い女性の二人。なんか癇癪もちっぽい舶来趣味のおじいちゃんの店だと思っていたんですが、さらに意外だったのがコーヒーがうまかったこと。コーヒーを飲みつけたすれっからしではなく、あまりコーヒーを飲まない人に飲ませたら、かなりの確率で「ここのコーヒーだけはおいしい」と言いそうな、そんなコーヒーでした。苦くなくまろやかなのにすっきりしてて系。どんぐりのイタリアンロースト系とは方向性がかなり違う丁寧なものでした。
しかし外からもちょっとだけ見えるけど、内装が気合い入っている。西荻の物豆奇など、この密度をみるとまだまだだなと思ってしまうなあ。

’08 12/22 追記
昨日を以て国立邪宗門は閉店してしまいました。エントリーの中で「癇癪もちっぽい舶来趣味のおじいちゃん」だなんて言ってますけど、若造が行ったこともないときのイメージだけで言っているだけなんで、お目こぼしを。
マスター名和さんの暖かさと物腰の柔らかさは、このあと4年間通うにつけ身に沁みております。
奥様とマスターのご冥福を祈るとともに、50有余年の歴史を閉じた建物にも感謝を。ありがとうございました。