台湾にて便秘す 1/7-1/10

上海から台湾へのアクセス
上海から台湾へは浦東国際空港(PVG)から台湾桃園国際空港(TPE)まで、2時間ほどのフライトです。ただし上海浦東空港では国際線の発着があるターミナル2からの搭乗で、マカオや香港と似たような扱いとして「国際線その他」扱いのようです。パスポートはもちろん必要ですが、台湾側(中華民国)の入境審査はかなりライトです。国内線は国際線と違って時刻表がしっかり守られるわけではないようですが、2時間ほど余裕を持って空港に到着すれば問題ないでしょう。早く飛んでしまうということはさすがになさそうです。

気候
台湾・台北には三泊しましたが、最初の二日は雨でした。
ふつうは残念に思うところですが、上海ではずっと大陸的晴天=排気ガスの中にいたため、台北に着いたときには心底ほっとしました。
気温は19℃-21℃。雨の日でも暖かかったですが、二日目に九份という元鉱山街に行った日は標高のせいか雨のせいかかなり寒く感じました。

言語・文字・コミュニケーション
上海ではホテル以外では文字と地図だけが意思疎通の手段でしたが、台湾ではかなり日本語が使えます。英語も値段くらいならok。
日本統治化で皇民化教育を受けた世代はもうかなりのお年ですからそれほど日本語は通用しないのではないかと思っていたのですが、一泊3000円くらいの安ホテルなのにほぼ完璧に日本語が通じるし、食事をする店でも日本語ができるスタッフが出てきてくれます。タクシーでは漢字の読み方が違うので日本語は固有名詞には使わない方が無難ですが、目的地の名前と地図があれば精算時の問題はほぼありません。漢字も本土よりも日本に近い書き方をします。(簡体字がそれほど普及していない)ただ、タクシードライバーは年配の方も多く、ガイドブックの地図だと文字が小さすぎて見えないよと言われることも多かったので、メモ帳に簡単な地図を大きな字で書いていくとスムーズです。だいたいタクシーを止めて明かりをつけて、老眼鏡を出して見てくれるんですけどね。相手の好意に甘えすぎるのもよくないので、行き先を決めたらノートに大きく書いてタクシーに乗るようにしました。

食事
うまくて安い。餃子、水餃子、麺、茶、etc。ただし僕は物心ついてより初の便秘に悩まされ、二日目以降全く食欲なし。

ホテル
茂も僕も忙しくてほとんど調べる余裕が無く、上海と似たような物価を想定してホテルを選んだのは良くなかったです。だいたい物価の印象は日本の2/3くらい。上海では半分以下といった感じなので、ホテルのサービス自体は充実していましたし(ウェルカムフルーツ、ジム的なもの、ネット、wi-fi、大画面液晶TV、wii無料貸し出し、アメニティ、スナック・飲み物無料補充、日本語、などなど)それで一泊一人3000円くらいというのは格安と感じましたが、上海の環境が良かっただけにグレードが下がりすぎたのは失敗でした。他でお金がかかる国でもないので、一泊一万くらい、最低でも7~8000円くらいは出すべきだったかと思います。

マッサージ
在台北日本人に人気とあったので沐錦堂というマッサージ店に行きました。全身マッサージ60分で1000NTD(約3000円)、足裏マッサージ40分もセットで1480NTD。安い。足裏は人気というだけあってかなりよい。九份で坂を上り下りしたのとバス・電車に揺られて体がガチガチだったので、全身マッサージも大変よかった。治療というよりはリラクゼーションマッサージで、24時間営業。台湾の店はレストランも朝3時とか5時とかまでやっていて、宵っ張りが多い。夏暑いからかな。

台湾から北京経由で日本へのアクセス
セットでチケットを取るときの都合で、帰りはなんと北京経由の7時間フライト。北京でエアチャイナの便を乗り継ぎ、羽田に帰国しました。台湾から北京経由で帰る人はあまりいないようでネット上に情報もほとんどなかったので、詳細を書いておきます。
TPE(桃園)でもターミナル2からの搭乗です。台北市内からTPEまでは電車が無く、リムジンバスかタクシーを使います。リムジンバスなら85-125NTD。タクシーなら800-1200NTDくらいが相場なようです。我々は面倒だったのでターミナル2までタクシーを頼みました。
チェックインカウンターは結構並びました。預け荷物は乗り継ぎの札が貼られ、きちんと羽田まで送ってくれました。
チェックインのあと荷物は見られますが、国際線のチェックに較べるとかなり緩い感じです。さりとてまったくないわけではありません。台北を飛び立ったあとは30分遅れという話だったのですが、結局15分遅れ程度に収まり荷物も運べたようです。ヘタをしてトランジションの時間がなくなると荷物だけ届かないということもあるそうですが、とにかく羽田まで届けてくれとチェックインカウンターで確認しておくとよいでしょう。
北京首都国際空港(PEK)では飛行機を降りた後空港内へのドアが開いていないというトラブルに見舞われましたが(五輪のときにいきなり大きなものを作ってしまったためトランジション対応などきちんと運営できていないという噂)、なんとか入ることができ、ウィングのはじっこから中央部へ向かいます。大きな中国国内線の乗り継ぎカウンターの右隣に小さく国際線乗り継ぎコーナーがあります(わかりにくいので注意)。ここで出国審査を受け、エスカレーターを降りるとX線荷物チェックがあります。ここの審査は厳しく、同行者の化粧水と日焼け止めが規定量以下ではありましたがボトルのサイズが規定以上ということで没収されました。通る人もあまりいなくてヒマだったのかもしれませんし、日本人ということで厳しくなったのかも知れません。
ここでは一時間ほど時間がありましたがトイレに寄ったらぎりぎりという時間でした。

羽田に着けたのは成田に較べかなり楽でしたが、別に大雪の北京を経由しなくても良かったわけで、おかげで格安の旅行にはなりましたが別にそのまま帰ってきても良かったよね・・・というのが正直な思いです。3時間+トランジション1時間+3時間程度のフライトだったので、大して疲れはしませんでしたが。PEK-HNDはかなり空いていたので足を伸ばしてゆったり本を読めました。