ブルーノートとCIBÖNE

ブルーノート東京年に一度、ブルーノートで矢野顕子がライブをやるので20日に行ってきました。もう4度目か5度目だと思うけど、骨董通りに行き着くまでに毎回道を迷います。田舎者には分かりにくいんだよ!

今回は「せっかくなので」ということで、初の車による南青山入り。駐車場をいろいろ探したところベルコモンズの駐車場が2000円/日で23時まで出入庫自由となっていたので、こちらに。
ベルコモンズと言えば国立から撤退して久しいCIBÖNEが入っています。CIBÖNEの母体はジョージズファニチャーという会社で、CIBÖNEよりも大幅に価格帯を落とした雑貨・家具を売るGeorge’sという店で売り上げを伸ばしているのですが、やはり値段が高いモノは高いなりのことはあるわけで、CIBÖNEは「欲しい!けど買えない!」George’sは「イマイチだけど、安いからまあいいか…」という値段設定とラインナップ。わかりやすいところだと、CIBÖNEにはPiet Hein Eekがあって、George’sにはカリモク60がある。そういう違い。

国立府中~外苑まで高速。プントでの高速は初めてですが、渋滞気味で終始100km/hを超えることはありませんでした。どうということもなく高速を降ります。外苑を降りるとベルコモンズはすぐそこです。四谷にあるイタリア自動車雑貨店に行こうかとも思っていたのですが、時間がなかったので次回に。ベルコモンズ駐車場についてみると、HPによると2000円/日のはずの値段が1500円/日に。このへんの上限ありコインパークは3000円/日なので、出入庫自由でこの値段はお得感溢れます。でもタワー式なんで、出入庫の際は受付のお兄さんに出してもらう必要があります。そこまでされると出しにくいというのはありますが、入れっぱなしでも十分安い。明治神宮外苑の反対側にある聖徳記念絵画館のPも1500円/日ですが、ベルコモンズのほうが立地が良いし言うことありません。

CIBÖNE青山店はさすがに広くていい店でした。新居用にソファの購入を考えているんですが、さすがにここのはお値段が・・・。Eekだらけなのは見られて嬉しい反面ちょっと残念。もっと新しい何かを見られるかと期待していたのですが。
文子さんが昔CIBÖNE国立で買った時計(ジョージズ国立店に持っていったら「シボネ?なんですかそれ」、時計屋に持っていったら「開かないからダメだね!」と言われたらしい)の電池交換を頼み、ちょいちょいと目についたもの(で予算内のもの)を購入し、246沿いのサンマルクカフェで軽く腹ごしらえをして、いざブルーノートへ。

ブルーノートでは前場と後場があり、前場は17:30開場19:00開演。指定席はちょっとだけ高いので、自由席でいい席を取りたければ17:30までに行かなくてはいけない。できればもっと早く行って若い番号の整理券をゲットしなくてはいけない。そして早く入ったらそれだけ時間をもてあますから、しかたなく高い料理を頼む、という仕組み。慣れた人でお金を使いたくない人は、飲み物をさっと頼んであとはずっと本を読んでいる。なんせチケット代もバカにならない値段なので、貧乏人は気分と懐具合に応じて自分で工夫するしかない。まあでもね、ブルーノートはどの席になっても値段分の音は聴けるのです。だからゆっくり行くのも可。
後場は開場~開演が45分に短縮されるけれど終わってからも食事が楽しめる。1時間半あるとはいえ、前場ではがっつり頼むと演奏中にサーブされる料理も出てきてしまうので、食事をちゃんとするなら後場で、演奏が終わってからかなあ。ただ前場をこなしてきている奏者が体力的に大丈夫だろうか・・・と考えたり、逆に「今日は初日だから後場のほうがエンジンかかってきてるかな・・・?」とか、そういう予想をする余地があるのも悩ましいところ。

20日の前場アクトは歌詞がごっそりすっとんでたりしたけどよくあることなんでw、演奏とグルーブを楽しみに来ている客にはあんまり関係ありません。最終的にはキース・ジャレットみたいにニャーニャー言うだけでもいいとおもう。いやよくないか。

お客さんが楽しみすぎて手拍子をしてしまう気持ちもよくわかるんだけど、昔のさとがえるのDVDで矢野顕子が観客を叱る場面を見てしまったり(もちろん、やんわりと、ですが)、SUPER FOLK SONGでNHKカメラマンに八つ当たりする顕子さんを見ておりますので、若干そわそわしました。

マジェスティックのチャージョー。うまい!終演後、小腹が空いたので骨董通り沿いのビル地下にあったベトナム料理店に吸い込まれました。そう、LAでPHO ’87という店に出会って以来ベトナム料理ファンとなった僕は、着々と生春巻の技術を磨いてはいるのですが、たまにこうやって競合店(何のだ)を視察するのです。お店の名前はマジェスティック。結構お高いんですが、海老と蟹のチャー・ジョー(揚げ春巻き)はなかなかおいしかった。以前僕も試したことがあって、衣がうまく揚がらないという問題に悩んでいたのだけど、これはやっぱりしっかりしている。温度なのか戻し方なのか。味はそんなに変わらないのですよ、じつは。それなりにちゃんと素材用意したしね。
マジェスティックの海鮮フォー。うまい。生春巻きはたいへん上品でしたが、僕の生春巻のほうが満足度が高い。でかいから。
フォーは◎。一人分を頼んだら二人分に分けてくれて、それでも十分な量がありました。フォーは実はけっこう適当に作って楽しんでるんだけど、こちらもきちんとやってみたいと思わせる味でした。あと頼んだのは蒸し春巻きか。見た目がきれいでこういう楽しみ方もあるのか、という程度だったけれど、ヌクチャムがよろしかった。僕のヌクチャムはまだまだです。ヌクチャムというのはヌクマムと砂糖・お湯・にんにく・唐辛子・ライムで作るベーシックなタレなんですが、僕のは配合がいまいちうまくいっていません。ベトナムでは7UPを使うっていうんだけど・・・ほんとかなあ。ありそうだが。

帰りは田舎者らしく東京タワーを見物し、新宿まで出て青梅街道を使い、下道で帰りました。かなり疲れて、次の日はダウン状態。運転疲れって初めてだけどこういうもんか。

“ブルーノートとCIBÖNE” への8件の返信

  1. うちなんかね、今夕は娘を連れて、羽村のゆとろぎホールで、日本フィル交響楽団のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番だからね。

  2. いいじゃないですか
    あそこはマスコミに無駄な施設だと叩かれたこともあったけど、機能してるのだね。

    羽村町時代の公民館で、アート・ブレイキーのライブがあったのを思い出します。(直前に亡くなって本人は来なかったけど、いいライブでした)