プントがやってきた – ファーストインプレッション

プントがやってきました。
とりあえず現居近所の800円/日(安い!)駐車場に置いてあります。一度新居に持って行ったのですが車での移動があまりに快適なので連れて帰ってきてしまいました。
改めて見てみると、かなりコンパクトな車です。駐車場でほかの車と比べてみると歴然です。現行ヴィッツとほぼ同じサイズのはずなんですがやけにちっちゃく見えます。でも乗ってみると広々しているのが不思議なところ。以下、試乗以来初めてちゃんと数時間乗った後のファーストインプレ。

走る
評判通り駆動系の力強さはこの間レンタカーで借りた1000ccヴィッツよりずっといい感じ。燃費軽減のためのエコノミーモードでも十分な加速が得られます。高速でも楽そう。

曲がる
最小回転半径はist並の5.6m(公称値ではない)。まあそんなもんかな。特に不便は感じませんが、ヴィッツやラクティスのようにくるくる回る感じはないので車庫入れはそれなりにスペースを使って入れます。この若干の曲がりにくさが車庫入れ時の据え切りや「回しすぎ」を誘発し、パワステモーターを壊す一因になっているのかもしれません。
めいっぱいハンドルを切ったり低速でくるくる回すと、モーターが困っている音がします。モーターに過剰な負荷がかかるとパワステアシストを切るというのは説明書にも記載されている仕様なので、とりあえずはそれを起こさないように動かすようにします。壊れ方は一種類ではないようで、最悪アッセンブリ交換ということになるのですが、メルセデスAクラスやsmart four four でも似たような話を聞いたので、電動パワステでこういう病を持っている車種は多いみたい。

止まる
フロントのブレーキパッド(ドラムブレーキはブレーキパッドと言うらしい)もリアのブレーキシュー(自動車業界ではライニングと言うらしい)もほとんど新品で、よく止まります。
信号などで止まるときに、ブレーキパッドを長持ちさせるためにシーケンシャルミッションモードで疑似シフトダウンをして減速をする人がいるようですが、まだ僕にはうまくできません。MTで教習受けていたときもそんな止まり方はしなかったし、消耗品で済むならエンジンに余計な負担かけないほうがいいという考え方もあるようです。
一点気になる点としては、ブレーキをかけて停止するまではスムーズなんですが停止したあとに「ンゴッ」という小さい音を立てて完全停止をします。荷重移動が後ろに移ったときなので、リアのサスペンションが怪しいけど観察中。

シート
シートは奥行き、角度のほかに高さの調節ができるのが地味に効いていて、ランバーサポートと併せてちゃんとポジション出しすれば結構いいかもと思ってきました。アナログ方式だから微妙な調整ができるのは嬉しい。でもSAとかでガッと倒して寝たいときには面倒だな・・・
ELXとちがいHLXグレードはモケットシートになっているということですが、それほどいいものという感じはしません。別にELXの生地でも涼しげで良かったかも。

消耗品
タイミングベルトとウォータポンプは納車前に交換してもらい、ついでにクーラント(冷却液)も交換してもらっています。走行距離は39000kmですが普通は5万kmまでは大丈夫みたい。
エンジンは軽いのでルーテシア(1.6L)では頻繁に交換しなくてはならなかったエンジンマウントはそれほど気にしなくていいと聞きます。
正規ディーラーでの車検・整備を通ったばかりなのでオイル関連もほぼ交換済みで、CVTフルードも次の車検あたりで交換を考えればよいとアドバイスがありました。
また消耗品ではありませんが評判が悪い純正品のプラグコードを永井電子製のものに工賃サービスで交換してもらっています。このため試乗時に感じた始動時のフケの悪さが取れて、全く文句のない状態になっていました。これは始動後すぐは混合気が濃いという仕様のせいかと思ってたんですが、プラグコードのせいだったのかもしれません。スパークプラグ自体は変えていません。交換している人は多いみたいですが、いざ交換してみるとわりと焼け具合はちょうどよかったりで、酷い状態のものだった、というレポートは見つけられませんでした。なのでそのうち気になったら変えてみようと思います。

気になっていた見切り
後方視界が悪いというのは気になっていましたが、路肩から発進するときなどはサイドミラーを正しく見られれば問題なし。ただ車庫入れのときはちょっと辛い・・・上達するようがんばります。後ろで子供が遊んでいるようなところではないので安心ではあるけれど、ナビにバックカメラ(CY-RC50、15k円くらい)をつけようかと本気で思っています。

カーナビ
panasonicのstrada FクラスのHDDナビがついています。MDがついているところが2004年のモデルだということを主張しますが、Fクラスというのはpanasonicカーナビの中でも一番高いグレードで、定価は32万5000円。これをプントに積む前オーナーも奇特というか何というか・・・でももともと安全のためにカーナビを買おうと思っていたので、素直に嬉しい。僕はMDという記録メディアとは関わったことがないのでそこは役に立ちませんが、SDメモカとDVD/CDドライブがあるのでどうとでもなるでしょう。まだ少ししか使っていませんがDOLBY プロロジ2搭載の5.1ch対応DVDプレイヤー・アンプでもあり、プントには100Wのサブウーハーが標準装備なのでセンタースピーカー以外の5.1ch環境は整っています。4.1chですね(高音域のみ用の小さい2chSpもあるみたい)。TVもアナログではあるけど見られるし、車にここまでの映像鑑賞環境って必要なものなんだろうか?ビデオ端子もあるし、もしGAMECUBE時代にこれがあったら確実にローグスコードロンを車でやってた・・・

overall
まだ2,3日しか乗っていませんが、大変満足しています。
本音を言うと、車がこんなに楽しいモノだとは思っていませんでした。だからこそこの年まで自動車免許を取らずに来たわけで。
駅中心に見ている街とはまた違った文化があり、僕はそれを国道沿いファッションだなどと言って話のネタにしてきたわけですが、山田うどんありサイゼリヤありドンキホーテあり、のそういったラフな文化もまた日本の一面なのですね。これからそういった今まで知らなかった世界が見られると思うと楽しみで仕方ありません。

“プントがやってきた – ファーストインプレッション” への11件の返信

  1. おめでとう!
    できれば後部座席にチャリンコのキャリアをつけてください笑
    バックカメラはちょっと目立つフォルムじゃない?
    なくっても車止めがあればたいてい大丈夫だよ。

  2. 私のプントはブレーキパッド交換時に低ダスト品をイタ車専門店に依頼したらのDIXCELに交換して「ンゴッの完全停止音」が100%なりました。純正品はディーラー見積り16,000円、DIXCELはイタ車専門店で30,000円でしたがダスト対策にオマケが付きました。

  3. 情報ありがとうございます
    最近はカックンブレーキの対策で足に癖をつけたのであまり鳴らなくなりましたが、ブレーキダストの多さには困ったもんです。洗えばすぐ落ちるからいいですけど、ダスト対策と一石二鳥で音も無くなるならとてもいいですねー。
    まだかなりパッド自体の厚みは残っているようなので、次の交換が来たら検討してみます。