スケジューリングのしっぱい!

退去日を伝えようと管理会社(三井ホームエステート)に電話したら、このマンションは退去二ヶ月前申請なんだって・・・・・・
うっすら嫌な予感はしてたんですけどね。
結局、8月に入って3週かけて引っ越しをして、21日くらいで退去しようと思っていたのが
9月12日(土)13:00に退去の運びとなりました。
正味3週分家賃を無駄に払うことになります。ま、引っ越しやインフラ手配が楽になるし仕事も詰まってきてるから結果オーライかも。

三井ホームエステートは最初の審査とか契約がめんどくさかったものの、それ以外は結構対応早いし丁寧だし、良かったです。
次は管理会社がダイワリビングなんですが、実はネットで検索するとあまりいい噂が出てきません。去年保証会社(保証人の代わりに保証代理業者を紹介される)のうちの一社、それも業界最大手が潰れるという騒ぎがあり、その後ダイワリビングの建前は保証会社は必須ではなく「保証人を立てるかあるいは保証業者利用」、という文言に変わっているものの、保証人のハードルはかなり高いようです。「兄弟か親族で現在就業していて貸借人と同程度の収入があるもの」って、仲介してくれている不動産屋もはっきりとは言わないのですが、僕には故意に保証会社を契約させようとしているように見えます。弟は海外だし、親族以外に頼めないなら他に選択肢もないのでこれはもう礼金だと思って払ってしまうことにしました。

これ以降は「保証会社ってなんだ?」と思って検索した人のためのメモ。

ちなみにこの保証会社というのはイントラストという会社です。貸借人である私(乙)と、賃貸人から賃貸業務を委託されているダイワリビング(甲)、そして保証を貸借人である私から委託されるイントラスト(丙)、という構図なのですが、委託するのはこっちなのに管理会社から(半)強制されるのはなんか納得いかないところがあります。そもそも保証会社というのは保証人を立てられない人が不動産を借りやすくするためのものであって、敷金が一ヶ月分減ってもこっちとしては何もメリットがないわけで、保証人がいる人間には必要のないものではないのか?という疑問が拭えません。
どういうビジネスモデルなのか分からなかったので、めんどくさいが契約約款を読んでみました。以下は部分的抜粋意訳。正確さは保証しませんがだいたいこんな意味であろうと思います。

1)乙は委託契約の締結時に初回保証委託料を丙に支払う(賃料の0.6ヶ月分)
2)乙は4年後と、その後は2年ごとに更新料を丙に支払う。(滞納してなかったら10500円、滞納してたら21000円)
3)契約満了日前に退去しても乙が支払った金は返さない。しかし、
4)契約開始後滞納がなく、かつ2年以内に退去したら初回保証委託料の25%を、3年以内なら10%を、4年以内なら5%を返還する。
5)丙は乙が滞納した場合督促することができる。部屋の鍵を変えて入れなくしたりできる。
6)乙が退去予定日を越えても退去しなかった場合、丙が代わりに退去作業を行うことができる

このほかにもいろいろ書いてありますが、要するにこの保証会社というものは家賃の督促をする会社で、管理会社はその部分のアウトソーシング先として保証会社を利用しているということのようです。家賃滞納者というのがどのくらいの頻度で存在するのかわかりませんが、4年で賃料一ヶ月分の60%という値段は安いような気もする・・・
雀の涙ほどの値段とはいえ賃料を滞納しなければ(かつ4年以内に退去すれば)少し返還しようという意図が見えるのは、「滞納して欲しくない」という気持ちの表れでしょうか。

基本的には多くの店子を抱える管理会社が楽をできるようなソリューションにしあがっています。またその費用も貸借人と保証会社との間で契約されるため、基本的に管理会社は保証人のケアが必要なくなるし、貸借人としては一応保証人を立てなくて済むというメリットがあるということは言えるでしょう。まとめると、
・賃貸人は敷金が一ヶ月分目減りするが滞納リスクが減る。
・貸借人は保証委託金を払わなくてはいけないが保証人を立てる面倒が減る。
・保証会社は滞納リスクを被るが保証委託金を得る。
こういう構造のようです。果たして保証会社が賃料一ヶ月分の60%で4年というスパンでペイできるのかというのは、滞納者の発生確率と督促技術に依るわけですが、それとは別に賃貸人との間の契約ももちろんあるのでしょう。

約款の最後に
【ご案内】
本契約の終了、その他の自由により丙による保証が終了した場合は、甲が認める新たな連帯保証人が必要になります。

とあるのがご愛敬です。リプラス(倒産した保証会社)の一件があったからですかね。