enoが結婚した

もう先週の土曜日のことになるが、学院時代の同級生榎本の結婚式に行って来た。
彼は僕が学院に入って初めて会話したクラスメイト(重人除く)で、結局のところ最初は榎本についていって放送室に出入りするようになったので、僕の高校生活の2/3を決めるきっかけを作ったのはこの男なのだ。
榎本は「遊び上手」で、綿密かつ大ざっぱな計画を立ててはよく遊ぶ男だ。数年前に独立したが、おそらく仕事もそのように楽しんでいるに違いない。よいことだ。

彼の結婚に際していろいろと感傷的なセリフが(僕の脳内から)でてくるんじゃないかと思っていたのだが、どうもあまりでてこない。僕は榎本の心配をしないし、榎本も僕の心配はしない。僕と榎本は全く違う性格なようでいながら実は人に見せない部分が結構似ていると思うのだが、そのせいかどうかは不確かなれど、榎本が何をしていようと妙な安心感があって、お互いの間は不干渉が基本なのだ。

この刹那最高に幸せならそれに越したことはない。今ハッピーなのは見ればわかるので、将来どうなるのかというのは、また全く別の話だ。要するに、幸せそうでよかった。