香港ッス-その3

三日目あったことメモ
昼過ぎに出て太子から地下鉄で中環(Center)へ。僕がぜひ食べたいとリクエストをした蛇料理を食べるため。高級マンション街へ登るエスカレーターそばの人気の店。蛇王芬飯店という店名。
味はなかなかいける。5種の蛇で出汁をとっているようなことがどこかに書いてあったのでその味なのか、不慣れなダシの味でした。でもおいしい。自分でこのダシを取るのはいろいろな理由で無理だろう。肉は繊維質の堅い肉を細かく裂いている。蛇のスープとお粥。どっちもおいしかったけどスープが一緒だったから似たような味がした。茂は蛇を食べるという行為が苦手なようで、無口になった。
もうひとつ特筆すべきはPork Sausageと書いてあった料理で、街中でたまに見かける腸詰め。中に「豆腐よう」が入っているのかと思うような味がした。どうやら高級な腸詰のようだが・・・
この店の値段は若干たかめ。

次に香港島のピーク(山頂)に上るためケーブルカー乗り場へ。頂上から九龍半島の眺めは若干ガスっぽくて見通しが悪かったが西側の夕日はすばらしかった。頂上にあった素敵なレストラン(カクテル一杯80HKD。高い!)に入ってアイリッシュコーヒーを飲んで、降りる。

降りると日が暮れ始めていた。
地下鉄から香港の電脳街である深水歩へ。ガイドブックに載っている黄金電脳商場と高登電脳中心を一通りめぐったのだけど、ここはPCパーツとゲーム、あと若干のカメラ。中は中野ブロードウェイをPCパーツとゲーム店にしたような構成で、それはそれで興味深いのだが商品は日本とさほど変わらない。僕はFenix LD20という中国が誇る2AAでは他の追随を許さない高品質LEDライトを買いに来たわけだが、全く取り扱っている店舗が無い。1時間は探索に費やしただろうか。つれまわしてしまっている翔子さんと茂にも申し訳ないのだが、ガイドブックをよく見ると、深水歩の駅の反対側に電気製品の問屋街があると書いてあるので行ってみた。ガイドブックの写真は香港のどこにでもある露天っぽくて、そういうところに売っているものは得てして偽者や安物なのでスルーしていたのだが、露天の裏にはちゃんと問屋街があり、音楽やカー用品、照明、と専門店が立ち並んでいる。その中の1店がハンドライトの専門店で、ケースの中にはきちんとFenixやSuper Fireなどが陳列されていた。LD20 Premium Q5 のお値段430HKD。レート12円として5160円。日本で買うと7500円とかそういう値段になる。香港から個人輸入すれば実は大して変わらないんだけど、点灯テストもさせてくれるし安心だ。僕と文子とO野君用の3本購入。

航が仕事を終えていたので界限街までタクシーで戻り(37HKD)、中華料理店に。カニ料理の店で、店員がめちゃくちゃ愛想いいんだけど英語を話してくれない。隣にいた香港の人に助けてもらってコースを頼んだ。4人で6800HKDくらい。うまかったが、カニはすっごく辛かった。茄汁九肚魚という料理が出て、これは広東語でカオトウユー、インドではボンベイダック、メニューによってはミルクフィッシュと呼ばれることもあるようだが、さっきgoogleで検索したらかなりお顔が深海系のグロテスクなお魚が出てきた。和名はテナガミズテングというらしい。

歩いて帰宅。ブレードランナーを見ながら日本酒の残りを遣り、いつのまにか寝た。