クロスバイクをドロップハンドルにしたい!3 – Trek 7.5FXのドロハン化終了

クロスバイクのドロップハンドル化最終回
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僕の自転車はTrek 7.5FX ’07ですが、簡単に関連部分のスペックを
フレームサイズ 20″
ブレーキ Avid SD-3(Vブレーキ)
FD Shimano Deore
RD Shimano Tiagra
カセット SRAM PG950 11-26 9s
クランクセット Shimano M443 Octalink 48/36/26
上記のパーツはすべて流用しています。
シフトケーブルは上引きです。

既に以前のエントリーで書いていますが今回はSTI(ブレーキとシフターが一体になったパーツ。Wレバーとも)を使わず、ブレーキレバーとバーエンドシフターを採用しました。その理由などは前回を参照ください。

ハンドルテープを巻かずに少し走ってみた結果、SL-BS77(バーコン)に付属していたアウターワイヤーガイドはやっぱり使うことにしました。下ポジションのときに握った握り拳の中からブレーキアウターワイヤーが出るようなかたちになります。これは使わずにそのまま外に出してしまってもいいとは思います。その場合、こちらのページの一番下から二番目の写真のようになります。なぜこれをやめたかというと前からみたときの見た目の悪さと、風を切って音を出しそうな感じがしたため。できるかぎりハンドルの近くを取り回すことにしました。

バーエンドコントローラーを利用していると、バーテープを巻くときにちょっと躊躇します。ふつうはバーエンドキャップにテープの端を食わせるからです。サイクルベースあさひのこちらのページの下方にバーコン使用時の巻き方が載っています。巻き始めのほうはテープが上からおさえてくれるので、テープでとめなくてもほどけないのですね。
ブレーキバー部分はこちらのyoutube動画のように隙間が出来やすいところにカットしたテープを貼っておく方法もあるようですが、気分がよくないのでCBAの解説通りに巻きました。
こんな風に。これはハンドルの内側から見た状態です。これでも分からない場合はこちらの動画をどうぞ。

2,3度巻き直しましたが、最後に留めるビニールテープさえ新しくすれば何度でもリトライできます。バーテープ裏の両面テープの粘着力は補助でしかないので、巻き直すことによる粘着力の低下はあまり気にしなくていいようです。

ドロハン化後の感想
改造後120~30kmほど走ってみましたが、フラットバーの頃に較べるとトップスピードが4~5km/h増、トップスピードに乗せるまでの時間も早くなりました。下ポジで力が入れやすくなったのと、空力がよくなったためでしょう。以前は無風平地ではがんばっても35km/hくらいが限界でしたが今はがんばれば40km/h台に載せられます。足はしょぼいのでかなり必死にならないといけませんが。坂道を上るときにはフラットバーよりもかなり楽で、重心を低くして登ることができるのが嬉しいです。ただフラットバーとは使う筋肉がけっこう違うので、疲労が激しいです。上半身の筋肉と背筋がつくまでは我慢しないといけませんね。
懸念されたバーエンドコントローラーの使い勝手ですが、思ったより楽でした。シフトチェンジの回数は確実に減ったと思いますが、レースに出るわけでもないので手を動かすタイムロスは全く気になりませんし、夜中のサイクリングロードでもシフトの位置が分かるというのはちょっとした感動ですらありました。またバーエンドコントローラーは機構が単純なので、ちょっとしたディレイラーの調整不足はわざわざRDを調整しなくてもフリクションモード(無段階にワイヤーをひっぱるモード)にするだけで手元で調整できてしまいます。ワイヤーを張ってからFDもRDもディレイラーのネジによる調整を全くしていないほどです。インデックスで気持ちよく変速するには少し調整しないといけないとは思っているのですが、フリクションの楽さに甘えてしまっています。