第60回諏訪湖祭湖上花火大会

日本で最も規模の大きい諏訪湖の花火へ行ってきました。仕事のパートナーが毎年行っているのですが、僕は誘われながらも行ったことがありませんでした。今年は友達を呼んでいいよと言われたので行ってみることにしたのです。仲間内で参加者を募ったところ最終的に10名という大所帯になり、ちょっとしたツアーの様相を呈しながらも金・土で小淵沢~諏訪湖周辺で遊んできました。

メンバーは僕あや大野仲田航翔子龍龍カノしもウダ。

さすが特別マス席、一人8000円もするだけあって前方には湖のみ。中央左よりに見える小さな島から花火を打ち上げるようです。花火の撮影には特別な準備が必要と聞いており、三脚も持っていかなかったので半分諦めていたのですが、(たまたま通路脇のマス席であったため)お誂え向きにこいつを据え付けられるパイプがあったので、流し読みした花火撮影のサイトのうろ覚え知識を頼りに即興で花火の広角撮影にチャレンジすることにしました。機材はいつものD70+SIGMA11-24mm4.2-5.6。
パイプが写り込んでいるのはご愛敬。この写真では一部で振動を拾っているのがわかるかと思います。これは手ぶれなどではなく、直前に炸裂している花火の音圧でカメラ自体が振動してしまうため。やはりこんなに近い位置では花火撮影には不向きなのでしょう。とはいえ、11mm(35mm換算で16.5mmくらい)でフレームからはみ出る被写体なんぞ滅多にありません。いろいろと勉強にもなり楽しめました。
その他にも初めて旅行を一緒にするメンツもいて楽しい旅でした。人物が被写体の写真はFacebookにアップしようと思います。

以下自分のための撮影時の反省点
この席は近すぎ。普通は望遠で遠くから狙う花火を広角で捉えることができたのはおもしろかったがおそらくどんな高級な三脚を使っても花火の爆発時の音圧で震えるため、必ずセットでしか打ち上げられないこの花火大会では振動を排除するのはかなり難しいだろう。ISO6400以上が使い物になるという話のD3やD700なら振動は拾わないで済むかもしれないが、逆に開放時間が短すぎて花火写真としては寂しいものになってしまうはずだ。
振動に加え、三脚だと他の方に迷惑をかけないように湖畔に三脚を置けるマス席最前部がベストポジションになるため、Gorillapodは最適解とは言えないまでも悪くないチョイスかも知れない。席後方はベストに見えてそうではない。ファインダーや液晶を確認しなくてはいけない撮影時にカメラより前にいるのは、広角撮影であるということを除いても、さらに後方の別の席の方に液晶の光を見せることになるのであまりよろしくないように思えた。どのみちマス席先頭に陣取る必要があるのであればGorillapodを床に置いたほうが取り回しがしやすいだろう。ただ床は仮設のものだし、床の振動を拾うのは必至。やはり花火撮影には花火撮影の作法にのっとり、遠方の眺望の良い場所からロングショットを狙った方がよいのだろう。

“第60回諏訪湖祭湖上花火大会” への7件の返信

  1. 枡席とは豪勢なご一行様で、広かろう諏訪湖畔でも、隅田川花火見物のようですね。花火の振動こそ臨場感あふれる醍醐味という方々もいらっしゃいますから、写真は二の次でよかったじゃありませんか。

  2. ちょっと近すぎ+花火が大きすぎて、振動というよりもピシパシと頬や皮膚を叩かれているようでした。
    もう一生分見たから行かなくていいや。