L.A. 七日目 徹夜明けでロングビーチ、トーランス、サンタモニカ

エンタープライズDの中さて、朝までかかりましたがなんとか日本から持ち込んだ仕事が仕上がり、週末観光へ繰り出すことができた。まずはホテルで見つけたスタートレックツアーへ!スタートレックといえばラスベガスのStar Trek:The Experienceだけど、今回の旅では行けないと思うのでここは諦めていたところ、ホテルのロビーで見つけたチラシにStar Trek:The Tourなるものが。3/2までロングビーチにいるという。

ピカードの船これは天の采配と言うべきもの。にわかトレッキーとしては行かざるを得ない。110と405を使って南下。ロングビーチのQueen Mary号という今はホテルになっている豪華客船の隣のドームで開催されていた。中は初代TOS、TNG、DS9、VOY、ENTまでのシリーズの小道具や大道具の再現などと、シャトルに乗って飛んだりするアトラクション、TNGのブリッジに座るとキャラクターと合成写真を作ってくれる有料サービス、映像の中に合成で出演しているようなDVDを作ってくれる有料サービス、など。$35もとったわりには・・・な出来だったけど、日本にいても一生来ないだろうからまあいいか。

はしゃぐ30歳文句を言いつつも年甲斐も無くはしゃいだのは事実だ。こういうイベントがあるのも今年末に公開される映画のおかげ。 映画に出てくる予定の戦闘機(スタートレックに戦闘機!?)も展示してあって、デザイン的にはバットモービルみたいでイマイチだったけど、どうなるのか楽しみではある。

つぎに同行者が10年前に留学をしていたときに住んでいたトーランスへ。ここは日本人がたくさん住んでいる町で、彼が当時お世話になった人に会いに行くのが目的。

トーランス目的地は鮨良というお寿司屋さん。有村がビリヤードの大会で勝ったときはここで寿司を食べていたそう。10年経っても彼のことを覚えていてくれて、人のいいご夫婦に歓待していただいた。おいしい寿司も食べられた。さすがにJapan Villageのなんちゃって寿司とは違った。ホテルの周りには日本人がやっていない店もあるらしく、そもそも酢飯からして間違っている店が多い。ブームになってしまってちゃんとした職人がいなくても寿司握ったり巻いたりしてるんだなあ。特に巻物しかない店は危険注意。他のアジアンの店のほうが正しい食文化を伝えられている。それはさておき、トーランスのあたりは日本人が多く、日本語だけでも生活していけるそうだ。鮨良さんもあんまり英語は使ってないみたいだった。

僕はアメリカの信号が好きそんなこんなで昼ごはんも食べ終わり、行くところもなくなったのでToys’R’usに行くことになった。有村が覚えているのがサンタモニカの店だけだったので、必然的にそこへ。しかし行ってみると無かった。ふらふらしてREIというアウトドアショップを見つけて入る。クリアランスセール中で50%OFFになっているものも結構あったけど、日本でも高いアウトドアブランドものは値段は一緒と見ていいみたい。特に雪山でも使うような商品はワールドワイドで使われるのでシーズンとか関係ないので、型落ちでもなければ安くなりようがないようだ。中には安くなっている自転車用品もあったがサイズが合わず残念。仕方なく安くなってない商品を買う。自転車用グローブ(冬用)と、カメラ用のいもむしみたいな変な三脚。REIは日本からも通販できるみたい。たまたまレジに入ってくれてた人が日本で暮らしていたそうで日本語に堪能だった。

サンタモニカプレイス有名なサンタモニカプレイスというモールは改装のため1月末で閉店してしまっていた。09年だか10年まで閉めているというから、たぶん建て替えなんだね。

サンタモニカピアの夕日サンタモニカの中心部にいたので、せっかくだからピアを見ようということでサンタモニカピアへ向かう。観覧車や何かがあって、たくさんの人でにぎわっていた。西日がきつく、ピアは当然西向きに張り出しているので眩しい。夕日とはいえまだ沈むほどではなかったのでただ眩しいだけで、写真を撮っても逆光だらけであまり面白くはなかった。

行って帰ってきただけだけど徹夜明けで徒歩なので結構疲れ、ちょうどおなかも空いたので、まったく食べていないアメリカ料理を食おう、ということになりJack in the box(ハンバーガー店)へ。サンタモニカのサードプロムナードから1分も走っていないのに、入ったJack in the boxは非常になんというか、殺伐としていた。ダウンタウンのToy Districtほどではないけれど、さっきサードプロムナードにいた白人たちは絶対に入ってこないだろうな、と思わせるだけの粗雑さがある。ハワイで入ったマクドナルドのような雰囲気ではない。つまり、あそこはなんだかんだで潤っているんだな。L.A.はこういう貧富の差がいたるところに見える。僕も有村もかなりラフな格好をしているのに、着ているものからして場違いと感じてしまうのはかなりつらい。そういう場所と華やかな高級ブランドが並ぶ街区がモザイクのように混じり合っている。ちなみにバーガーはでかすぎ、油使いすぎ。一個でお腹いっぱいになった。

その後ハイウェイを使わずにダウンタウンへ戻ることにした。ハリウッドを通って帰ったのだけど、僕の眠気がピークに達し、地図を見てナビをしながら寝たり、しゃべりながら寝たり、地図のページをめくっている最中に寝たこともあった。僕が免許もってなくて本当に良かったと思った瞬間だった。

帰って近所のスケートショップで若干の買い物をし、ベッドに入って1分もせずに寝た。